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食堂のおばちゃんの人生相談「息子のハゲは親のせい?」

ライフ・マネー 投稿日:2021.08.30 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/悩める母さん(59)主婦】

 37歳の長男は一流大学工学部卒・大手企業勤務で、上司の信頼も厚く高給取りです。でも、ひどい若ハゲで、これまでのお見合いもすべて断わられました。息子のハゲは親の遺伝子で、責任問題だと感じています。

 

 

【山口先生のお答え】

 悩める母さんは、私と近い年齢ですね。それで37歳の優秀な息子さんをお持ちなのだから、とってもうらやましいです。でも、そんな人もうらやむ方にも、実は深刻なお悩みがあるのですね。私は第1回目の人生相談で「頭髪が薄くなってきたので育毛剤の世話になろうか?」というご相談に「今更毛が増えたって人生変わらないからよしなさい」とお答えしましたが、それはご相談者さんが49歳・妻子ありだったからです。

 

 独身37歳となると、話は別です。これからお嫁さんをもらわなくちゃならないのに、若ハゲが障害になっているなら、増毛手術でもかつらでも、なんでもやって克服しましょう。

 

「男子は頭髪如きで悩むものではない!」(エーベルバッハ少佐)というのは正論ですが、頭髪如きのためにお嫁さんをもらい損ねるのも、割に合わない話です。私は美容整形というのは一種の人助けだと思っています。『ビューティー・コロシアム』のように、まるで別人になってしまう整形は稀で、一般に行われている美容整形というのは、だいたい他人から見れば「たいして変わんないじゃん」というレベルです。つまり、自己満足の世界ですね。でも、これが大事なんですよ。

 

 昔、我が家が理髪鋏の工場を経営していた頃、K君という工員さんがいました。中卒で就職して、我が家の従業員宿舎に入って、働きながら夜間高校に通っていました。近眼でもないあのに太い黒縁の眼鏡をかけた、痩せて陰気な青年だったそうです。

 

 そのK君が突然母に「10万円貸してください」と頼みました。昭和30年代の10万は大金です。びっくりして理由を聞くと、黒子を取る手術をしたいというのです。K君は左目の横に大きな黒子があり、それを隠すために太い黒縁の眼鏡をかけていたのでした。もちろん「黒子くらい気にしないで」と説得したのですが、本人の意志は固く、それならばと母は医者の知り合いに聞いて、ドライアイス法という保険適用で料金も安い手術を勧めました。

 

 黒子の取れたK君は人が変わったように明るくなり、眼鏡も外し、ご飯もよく食べるようになり、彼女も出来たそうです。母はこの経験から、美容整形は「心の形を整える」ものだと思うようになったと言います。息子さんをありのまま受け入れてくれる女性に出会えればベストです。でも、結婚の適齢期は永遠ではありません。適齢期のうちに伴侶を得て、温かい家庭を築かないと、私みたいになっちゃいますよ。

 

 夫婦間の情愛が育ってくれば、やがて髪の毛なんかどうでもよくなるでしょう。だから、まずは良き伴侶を得る算段をしましょう。

 

 ただ、かつらの場合、装着の時期に気をつけてください。知人の従弟は結婚式で突然かつらをつけたため、後々まで「あのハゲの医者」と呼ばれたそうです。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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