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もう一度食べたい「ラーメン」門外不出のリピートランキングを初公開!

ライフ・マネー 投稿日:2021.10.02 06:00FLASH編集部

もう一度食べたい「ラーメン」門外不出のリピートランキングを初公開!

ちばからのラーメン

 

 コロナ禍は我々のライフスタイルにさまざまな変化をもたらした。そのひとつが「お取り寄せグルメ」のニーズ拡大だ。国内最大級のラーメン通販サイト「宅麺.com(ドットコム)」ではコロナ禍前から会員数が倍増し、今年7月には30万人を突破したという。

 

「宅麺.com」の最大の特徴は「お店の味をそのまま自宅で楽しめる」ことにある。スープは濃縮されることなく、そのまま冷凍。麺と具材もそのまま冷凍され、宅配される。送料は、基本送料990円に加え、注文1食ごとに132円。送料だけでラーメン1食分になるにもかかわらず、熱い支持を受けてきた。

 

 

「品揃えがよく、お客側も『食べたい』タイミングで注文すればいいのですから、人気になっているのも理解できます」

 

 ラーメン評論家として20年以上活動を続けている山本剛志氏も太鼓判を押す。

 

「宅麺.com」では現在、全国160店舗以上と提携して、250種類以上の商品を販売している。これだけ品数が多いと、どれを注文するか迷うところだが「宅麺.com」のサイト内には「醤油」「担々麺」「魚介豚骨」など、さまざまなジャンルに分けられた出荷数の人気ランキングが掲載されている。

 

 だが、当然ではあるが、上位に並ぶのは雑誌でたびたび紹介されてきたような有名店ばかり。そうではなく、注文したラーメン通たちが本気で「これはもう一度食べたい」と感じた “本当の名店” を知ることはできないだろうか――。

 

 そんな本誌の要望に応えて、今回「宅麺.com」が “マル秘データ” を特別提供してくれた。それが、ここに掲載した「リピート率ランキング」だ。

 

 これは、各商品の総注文数のうち2回め以上となる “リピート注文” の割合を算出したもので、対象期間は「宅麺.com」がサービスを開始した2010年7月から2021年8月末までとなっている。

 

 ランキングの1位から4位までを占めたのは「二郎インスパイア系」のラーメンたち。1位の「ちばから」は、8月の単純な出荷数ランキングでは85位だが、圧倒的にリピーターが多いのだ。

 

「『二郎インスパイア系』の特徴である濃厚スープやボリューム感が、ユーザーにマッチしていると思われます。リモートワークで在宅勤務の人も増えており、ニンニクを気兼ねなく食べられるのも理由のひとつでしょう」(山本氏)

 

 5位以下で目立つのは「家系」や「旨辛」のラーメンだ。

 

「『二郎〜』を含めて、これらに共通するのは濃厚なスープ。『宅麺.com』はスープが冷凍で届くわけですが、濃厚スープのほうが淡麗系のスープよりも冷凍に向いている、というイメージがあるのかもしれません」(山本氏)

 

 この本誌限定ランキングを、全国津々浦々のラーメンを知り尽くした山本氏のコメントとともに、ぜひラーメン選びの参考にしていただきたい。

 

「宅麺.com」の人気には、別の側面もある、と山本氏は語る。

 

「コロナ禍によって苦境に立たされている飲食業界ですが、ラーメン店も例外ではありません。そんななかで、『宅麺.com』によって売り上げが確保できるのは、店側にも大きなメリットといえます」

 

 事実、昨年1年間のラーメン店の倒産は46店で、過去20年間で最多となっている(2021年1月、帝国データバンク発表)。ラーメンのお取り寄せは、「買ってお店を応援」することでもあるのだ。読者諸兄もぜひ一杯。

 

【ラーメンリピート率最新ランキング】ベスト5

 

(1)二郎インスパイア系・らーめん/ちばから(千葉県)

 

「ラーメン二郎 京成大久保店」で修業し、2004年に千葉県市原市で独立。「二郎インスパイア系ラーメン」という言葉が浸透するよりも前から、野菜や豚がたっぷりのって、太麺と濃厚スープをあわせたラーメンを提供してきて、その後のラーメン店主たちにも影響を与えている。現在は蒲田と郡山にある支店も人気

 

(2)二郎インスパイア系・ラーメン(アブラトッピング付)/ラーメンもみじ屋(東京都)

 

 ラーメン二郎の流れを汲む「ラーメン富士丸 北浦和店」(閉店)で店長を務めた方が、2010年に独立。豚骨ベースの濃厚なスープに、ピロピロと縮れ、ワシワシした食感の太麺のインパクトが抜群。アブラトッピングが人気だが、別皿に入れて提供される。ラーメンから引き出した麺をそこに浸けて食べる人の姿も

 

(3)二郎インスパイア系・ラーメン(アブラ増し豚2枚)/魔人豚(埼玉県)

 

 多摩地区の「ラーメン二郎」3店舗で修業し、鶴ヶ島駅前で2010年に開店した「魔人豚(まじんぶー)」。豚のうま味を湛えたスープは軽く乳化しながらも、醤油ダレの味がしっかりと感じられる。バラ肉を使った濃い味の「豚」に、アブラを増してさらにインパクトアップ。太平麺はもちろん自家製で力強い食感が楽しめる

 

(4)二郎インスパイア系・豚入りラーメン/ラーメン☆ビリー(宮城県)

 

 ラーメン店の多い仙台地区で話題の店。2008年に利府町で創業した「麺屋 久兵衛」店主が、東京で修業していたころに好きだった味として、2009年に東仙台で開店させた、太平麺を使った二郎インスパイア系ラーメン店が「ラーメン☆ビリー」。店舗を増やしつつ、二郎インスパイア系だけでないメニューを提供している

 

(5)家系・ラーメン(醤油ダレ・鶏油別袋)/蔵前家(静岡県)

 

 横浜家系ラーメンの「御三家」と呼ばれてきた名店「六角家」で修業し、東京蔵前で創業後、2009年4月に静岡県浜松市に移転。熱効率がよいとされる巨大な「羽釜」を使い、徹底的に煮込んでまろやかななかに濃厚さを感じる豚骨スープが特徴。家系ラーメンの本流である「酒井製麺」の太ストレート麺を用いている

 

(週刊FLASH 2021年10月12日号)

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