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【荒木師匠の実践!婚活道】愛人思考の女子がどうしても結婚できない理由
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.04 11:00 最終更新日:2021.10.04 11:00
あるアラフォー女子の一言。
「5LDKくらいの都内の広い家に住んでる人と結婚したいです」
それって一軒家なの? それともマンション? と聞くと、そこまでは考えてないそうです。
「年収いくらくらいの人なら、そんなお部屋に住んでると思う?」
「3000万円とかかな?」
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ピアノが趣味の彼女は、防音室も欲しいそうです。いまは技術職でバリキャリですが、残業も多いぶん、お給料は高いけど、「もうさんざん働いたから、結婚したら仕事は趣味程度に週1回くらいにしたいです」とな。
うーん、まぁそうかも知れないけど……私は厳しいようですがハッキリ言いました。
「アナタの言ってることはエネルギーの搾取ですよ。愛人と同じ発想です。エネルギーの法則上、奪ったら奪われます」
私は2回、結婚していますが、1回目は30歳のときに開業医がお相手。20代の頃の私は「私ってば若いし、かわいいし、税金や老後の貯金とか将来のことは、お金持ちと結婚して夫に押しつけよう」という発想でした。つまり、苦手なことや面倒なことから逃げたいし、誰かにどうにかしてもらえばいいという、とんでもない女だったんですよね。
子供の頃は、親がいろいろやってくれますが、それを当然と思うのは間違い。他人はそんなこと誰もしてくれないけど、あたたかい家であたたかい食事があって教育や知恵をくれる。親ってメチャメチャ深い愛をくれてるってこと。大人になったら、結婚してようと独身だろうと関係なく、自分の人生は自分で面倒みるものです。
結果、私も離婚という手痛いしっぺ返しを、後に受けることになりました。
このように、誰かからエネルギーを搾取して生きようという思考って本当に危険です。経済的、精神的、肉体的……どんな角度かわかりませんが、ものすごく痛い目にあいます。私も、数年後、仕事がらみ、お金がらみ、男がらみで同性の裏切りを年に3回も受けたことがありました。いまにして思うと、若い頃にさんざん奪うコトばかり考えていたツケを支払わされたんだなと。
冒頭の彼女は、私の話を聞いて、まったく納得いってない様子でした。そもそもですが、年収3000万円とか5000万円の男性はどんな女性を欲しいと思うでしょうか? 間違いなく、彼女みたいな人は欲しいとは思わないでしょう。要は、「そこに自分を寄せる必要がある」ってことです。こっちの勝手な希望はまぁいいとして、結婚は一人ではできません。
もし仮に年収3000万円で40歳男性がいて、デブ・チビ・ハゲでなかったとしたら、30代前半どころか20代の女性とお見合いできるし、お申込みの数も相当数であることが予想されます。
そもそも日本人の平均年収は436万円。男性だけで見ると540万円です(2019年「民間給与実態統計調査」)。35~39歳の男性で、年収1000万以上の男性は0.4%(2019年「賃金構造基本統計調査」)。しかし、これは既婚もオジサンも入れてです。ということは、30代独身で年収1000万以上なんて、レアものとしかいいようがありません。
現実を思い知って夢をあきらめろと言ってるのではありません。エベレストに登山しようってくらいの目標なんだから、相当な訓練やらが必要だってことです。
私は絶対に夢をあきらめたくなかったので、年間300試合の合コンとパーティーをこなし、ローフードやファスティングマイスターの資格を取ったり、美容やアンチエイジングにお金と労力をたくさん使いました。占い、ヒーリング、心理学マーケティングなども学び、自分の脳と未来に投資しました。
その結果、56個の条件をかなえた高身長・高収入・家事好きのダンナと40代で再婚したのです。そしてやりたい仕事で起業し、毎年、売上も倍々で上がってます。だけど、それは家族の協力あってこそ。国に感謝して節税はせず、贅沢もあまり興味ないので老後の貯金もちゃんとする。エネルギーの搾取にならないように……です。
私は道徳を説いてるのではなく、「エネルギーを奪ったら奪われる」の法則を痛いほどわかっているから。アナタがこの先、幸せな結婚をして長きにわたり幸せをキープしていくために、搾取思考は捨てましょう!
荒木師匠
1990年代、一世を風靡したディスコ「ジュリアナ東京」で元祖お立ち台ギャルとして人気に。アナウンス学校出身で、司会、ナレーション、イベントコンパニオンなどを経てバラエティタレントに。その後、銀座で母親とバーラウンジを20年経営。芸能界と銀座のノウハウを恋活・婚活に使えると考え、婚活セミナー講師に。2014年より女性向け婚活塾「東京美女活工房」をスタートさせた