MRT、エス・エム・エス…兜町のプロが明かす「岸田政権で上がる株」15！「医療体制強化」「子育て支援」がアツい

　自民党総裁選を制した岸田文雄氏。新政権の誕生で、株式市場はどうなるのか。杉村富生氏（経済評論家）、櫻井英明氏（「兜町カタリスト」編集長）、藤本誠之氏（マーケット・アナリスト）、山崎みほ氏（金融情報配信会社フィスコ）の4名に、“爆上がり” が期待される銘柄を挙げてもらった。

【15銘柄を全掲載】岸田文雄政権の「公約」であがる株、キーワードは「医療」「子育て」「デジタル」

　たとえば、「『医療難民ゼロ』政策で上がる株」だ。
（株価は全て10月1日終値）

（1）エス・エム・エス（東証一部）株価：4020円
　医療・介護業界の人材紹介サービスを提供。
「介護事業者向けシステムが好調、今期は二桁増益増収予想」（山崎氏）

（2）MRT（マザーズ）株価：2176円
　スマホ遠隔診療や医療人材紹介サービスを展開。
「日本郵便と協力し、薬の当日配送なども検討中」（山崎氏）

（3）ジェイフロンティア（マザーズ）株価：3340円
　今年8月に上場。健康食品を扱うが「オンライン診療アプリにも注力中なので期待大」（山崎氏）。

（4）メディカル・データ・ビジョン（東証一部）株価：1540円
　電子カルテ事業で有名。
「医療改革で必ず必要とされる会社です」（櫻井氏）

「岸田さんが訴えているのは、まず医療体制の強化とデジタル化の推進。それから少子高齢化社会での子育て支援、そして地方創生や観光業の支援です。これらの政策に関連する銘柄は “爆上がり” が期待できます」（杉村氏）
　

　新総裁誕生に沸く兜町だが、“岸田バブル” が弾けることはないのだろうか。

「“政治銘柄”とは、かつては政治家が政治資金作りに利用すると噂されるものを指しました。当然、真偽を確かめようがないので、上げ足も下げ足も速い。しかし、現代の政治銘柄はデジタル化やコロナ対策など、国の政策の恩恵を受けたものが大半。これらの動向は堅調です」（櫻井氏）

　公約実現で、岸田株まで爆上がり!?

（週刊FLASH 2021年10月19日号）