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「半日旅」を楽しむ7つの心得「時計は持つな」「手荷物は最低限」…首都圏おすすめスポットは?
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.25 06:00 最終更新日:2021.10.25 06:00
「1回でも多く旅をしたいという思いから『半日旅』を始めました」
『東京発 半日旅』など、日帰り旅行をテーマにしたシリーズなどを手掛ける旅行作家の吉田友和氏は、とにかく旅に出る回数にこだわる。旅は毎回、発見をもたらしてくれるからだ。
吉田氏が提唱する半日旅を楽しくする心得は7つ。
「心得(1)はお金をかけて楽しむ。移動に交通費がかからないぶん、高級店で食事をするなど、非日常を味わいましょう。
心得(2)は時計を持たない。時間に縛られず、欲張らず、1回につき1カ所と決めるのもいい。
心得(3)は手荷物は最低限に。気軽に行く旅なので手ぶらもあり。
心得(4)は疲れることはしない。ゆったり楽しむのが主旨なので予定を詰めず、好奇心を満たすことを優先してください。
心得(5)は移動を効率化する。時間が限られるのでタクシーも活用してほしい。
心得(6)はスマホの活用。電車内で目的地を探すのもいい。移動経路は『到着時間順』で検索を。
心得(7)は『決めすぎない』。出たとこ勝負のほうが旅は楽しめます!」
首都圏おすすめの「半日旅」の目的地を聞いた。
【千葉県】
●アイ・リンクタウン展望施設(冒頭の写真)
地上150mの45階に室内展望室、46階に屋外展望デッキを備える。回廊となっている屋外展望デッキからの360度の眺望は、息を呑む素晴らしさ。
「これだけの眺望なのに空いていて、しかも無料と、穴場の展望スポットです。東京スカイツリーや、夕日に染まった富士山などの絶景が眺められるので、とにかく天気のいい日に行っていただきたいです」(吉田友和氏、以下同)
※JR「市川駅」南口を出て東京方面にある「ザ タワーズ ウエスト」3階が展望台入口
【埼玉県】
●狭山湖
「正式名称は山口貯水池。風のない日は、南米ボリビアにあるウユニ塩湖のような鏡張りの絶景を味わえます」
※西武狭山線「西武球場前駅」から徒歩15分
【東京都】
●実篤(さねあつ)公園
「武者小路実篤が晩年を過ごした邸宅があります。国分寺崖線(多摩川が武蔵野台地を削って生まれた)の自然にふれられます」
※京王線「仙川駅」または「つつじヶ丘駅」から徒歩10分
【神奈川県】
●根岸森林公園
横浜の中心地から近く、山手の洋館が立ち並ぶ一帯のそばにある。公園内では四季折々の草花が楽しめる。
「日本初の西洋式競馬場の跡地が公園になりました。競馬を観覧するスタンドの建物の遺構が残っていてレトロ感たっぷり。競馬好きの方も廃墟好きの方も楽しめます。広大な公園で自然も豊か。遊具もあるので、小さな子供も退屈しません」
※JR「根岸駅」「山手駅」から徒歩15分
よしだともかず
1976年千葉県生まれ 2002年、初めての海外旅行で夫婦で世界一周。著書は『10日もあれば世界一周』(光文社新書)、『京阪神発 半日旅』『福岡発 半日旅』『ご近所 半日旅』(ともにワニブックスPLUS新書)など
(週刊FLASH 2021年11月2日号)