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パチンコ革命を起こした「全玉式」「オール物」「正村ゲージ」写真で検証(画像2/9)公開日:2021.12.04 更新日:2021.12.03

【正村商会製正村ゲージ「オール15 センター金魚」】1952年 パチンカーの狙いを天穴に一点集中させた、「正村ゲージ」の画期的な釘配列 正村商会製の「正村ゲージ」台は当時大流行し、模造品が大量に出回った。そこで正村竹一氏は、ネームプレートを意匠登録し、差別化を図った。 打ち手は中央上部4本釘(天四本)の天穴一点に狙いを定めて玉を打つしかない仕様になっており、これが当時の人々を熱狂させた。「正村ゲージ」の、6つの風車(円形の飾り)と6つの入賞口(扇などのあしらい)の構造も、当時は画期的だった
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【ニセ正村商会製オール15】1952年 正村ゲージのあまりの人気にニセモノ台まで登場した
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正村竹一氏
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【鈴富商会製「赤い靴」オール10】1950年 「オール物」登場で、一気に出玉は数倍に。人々が沸いた驚きの仕掛けも 中央の「見せ玉ケース」と呼ばれる部分に10個の玉がまとまって入っており、入賞口に玉が入ると、まとめてすべて出てくる。 「オール物はどの入賞口に玉が入っても同じ玉数が払い出されるシステムです。それまでは入賞口に入っても出てくる玉は数個程度だったので、このシステムは非常に画期的でした。オール物に『正村ゲージ』が組み込まれたので、さらに人気になりました」(杉山一夫氏)
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【京極の「スチールボール野球パチンコ」】1937年 昭和12年、パチンコ台から玉が出た。この台が「全玉式」第1号 「最初のパチンコは、1銭を入れると玉が1個盤面に出て、入賞すると小銭が払い戻されましたが、警察の規制によりこれが禁止。業界は存続するために、入賞したときにお金ではなく玉が出る『全玉式』を開発しました」(杉山一夫氏)
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パチンコ台に玉を補填している従業員 写真・朝日新聞
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【日本製ウォールマシン「球遊機」】1926年 大正末期に作られた「パチンコの前身」 「この写真は、パチンコのもとになった日本製現存最古の『ウォールマシン』です。大正末期に大阪で製造されました。パチンコと違い入賞口は最上部のひとつだけで、そこに玉が入ると、景品やお金がもらえる仕組みです」(杉山一夫氏)
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【一銭パチンコ「岡式電気自動球遊機」】1929年 日本に現存する最古のパチンコ台は大阪で作られた 「これまでパチンコの発祥の地は名古屋といわれてきましたが、これは大阪の『岡製作所』で作られました。現在と違い、1銭を入れると玉が盤面に1個出て、入賞すると、2~3銭が出る仕組みのパチンコ台でした」(杉山一夫氏)
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「パチンコ誕生博物館」館長を務める杉山一夫氏
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