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雲海も工場夜景も球場も…コロナ時代のホテル “プラスアルファ” は眺望で選べ!
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.06 06:00 最終更新日:2021.12.06 06:00
今年最後の祝日の11月23日も各地で賑わいを見せ、観光ムードもようやく高まってきた。2年にわたる “コロナ禍” で旅行はどう変わったのか。
「旅行時もホテルでの滞在時間が増えたことで、ホテル選びに部屋の充実度も重視されるようになっています」
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こう話すのは航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏だ。鳥海氏は、ホテル自体のクオリティ以外の部分にも注目が集まってきていると言う。
「 “プラスアルファ” の部分として、目立ったのが眺望です。コロナ時代において、癒やしを得られるというのは大事な要素であり、以前より部屋からの眺めが大きな魅力になっているのかもしれません」
今回、取材をおこなった「ホテルメトロポリタン 丸の内」の担当者も「2007年の開業以来、東京駅が見下ろせるトレインビューは、じわじわとご認識いただいておりました。コロナの影響かはわかりませんが、今年はクリスマス、年末年始に向け、今まで以上にトレインビューのご予約が増えそうな気配がございます」と話す。
空気が澄む冬シーズン。暖かい部屋から見える絶景はいい贅沢だ!
【部屋から絶景が見えるホテル5】
眼下に東京駅につながる線路
<ホテルメトロポリタン 丸の内>(冒頭の写真)
JR東京駅につながる線路の真横にそびえるホテル。夜はオフィス街の夜景が楽しめる。朝食会場で使用されるレストランにも眺望できる席があり、優雅な朝も迎えられるだろう。
「予約の狙い目はお正月明け」(担当者)とのこと
<ANAクラウンプラザホテル宇部>
藤井聡太竜王が11月23日にタイトル奪取を果たした会場となったホテル。宿泊したスイートルームから、藤井竜王も見たのが宇部港の「工場夜景」。ちなみに、宇部新川駅側の部屋からは大ヒット映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の聖地が見下ろせるとあり、ファンは必見だ
<KKRホテル名古屋>
「国家公務員共済組合連合会」が運営する宿泊施設として、組合員ではない一般利用客もお手ごろな価格で宿泊可能。名古屋城までは徒歩5分とまさしく目と鼻の先だ。近隣ホテルが建て替え工事中のため、現在は当ホテルが、名古屋城から最短距離に位置するホテルとなっている
<日本青年館ホテル>
石橋貴明が神宮球場で開催された2020年のプロ野球開幕戦(無観客試合)を “生観戦” する動画を公開して以降、穴場として話題に。のちに「スワローズ応燕宿泊プラン」も実施された。窓の下の “通気口” を開けると球場の音や歓声も聞こえ、臨場感アップ
<赤倉観光ホテル>
冬はスキーも楽しめる妙高高原の一室の目玉は、雲の中で山が島のように浮かぶ「雲海」だ。客室の大部分に該当する野尻湖側の部屋やテラスから気象条件次第で見ることができる。10月下旬~12月上旬の晴天の朝は特に発生しやすいという
写真・馬詰雅浩、長谷川 新、久保貴弘