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藤井聡太、八大タイトル戦で食した “勝負カレー” 全部調べた!

ライフ・マネー 投稿日:2021.12.26 11:00FLASH編集部

藤井聡太、八大タイトル戦で食した “勝負カレー” 全部調べた!

藤井聡太

 

 棋士の食事をテーマにした漫画『将棋めし』の著者・松本渚さんによると、将棋界には、「カレー定跡」というものがあり、カレーを頼むと勝率がいいとされているそうだ。2021年、藤井四冠が八大タイトル戦で食した “勝負めし” は、カレーが最多で9回だった。

 

「森内俊之九段や佐藤天彦九段は、タイトル戦の2日めにカレーを食べるげん担ぎをしていたといわれています。もしかして藤井さんも少しは意識されているのかしら、と感じますね」

 

 

 カレー以外では、「ぽんきし」「いわきの魚」など、ご当地の食材を好んで選ぶ傾向も見える。

 

「地元の食材を使った料理を食べて、観戦している人たちに興味を持ってもらう。そんな広報活動を、“勝負めし” が担っているところはあります。その点は、羽生善治九段のようです。

 

 でも、多くの先生方は、『食事のことなんてなんにも考えてない』と言います。将棋ファンが深読みして、勝手にエモさを感じているコンテンツの最たるものが、 “勝負めし” だと思います(笑)」

 

藤井聡太四冠の勝負カレー9】

 

●5/6【負】カレーライス
<王座戦>挑戦者決定トーナメント 1回戦(vs.深浦康市九段)
ヤクルトスワローズの選手も常連の中華料理店「紫金飯店」。中華スープを混ぜたカレーは濃厚で、米350gとボリューミー

 

◯6/6【勝】あさりカレー
<棋聖戦> 五番勝負 第1局(vs.渡辺明名人)
千葉県・木更津にある「龍宮城スパホテル三日月」の軽食&喫茶「四季彩」の人気メニュー。棋聖戦特別仕様のサラダつき

 

●6/30【負】あいち牛ビーフカレーライス
<王位戦> 七番勝負 第1局2日め(vs.豊島将之竜王)
分厚いあいち牛のヒレ肉がトッピングされている。名古屋マリオットアソシアホテルのシェフによるスペシャルビーフカレー。名古屋コーチンのスープ、伊藤園のほうじ茶を使ったラテプリン、アイスティー

 

◯7/3【勝】富士山キーマカリー
<棋聖戦> 五番勝負 第3局
2021年7月にオープンした「大正ロマン食堂 娯洋亭」。たっぷりの地場野菜とゴロッとしたひき肉を溶岩に見立て、駿河湾越しの富士山を表現

 

◯7/25【勝】明神カツカレー
<叡王戦> 五番勝負第1局(vs.豊島将之叡王)
「江戸総鎮守 神田明神」にて。約40種のスパイスを使ったカレーに、幻の黒毛和牛「東京ビーフ」のカツがのる

 

●8/22【負】名古屋コーチンスパイシーカレー
<叡王戦> 五番勝負 第4局
名古屋東急ホテル内にあるレストラン「モンマルトル」の人気メニュー。数種類のスパイスにチキンブイヨンと玉ねぎ、トマトの旨味が絶妙なカレーソース

 

◯10/9【勝】特選かるめら黒印度カレー
<竜王戦> 七番勝負 第1局2日め(vs.豊島将之竜王)
セルリアンタワー内の「ガーデンキッチン『かるめら』」。厳選された国産牛肉と小麦粉たっぷりの玉ねぎを3週間炒め、野菜を加えて煮込み、完成までに1カ月かかるというカレー

 

◯10/30【勝】サンシャイントマト香る麓山高原豚ロース勝つカレー
<竜王戦> 七番勝負 第3局1日め
福島県いわき市「雨情の宿 新つた」。日本有数の日照時間がもたらす地元産ブランド「サンシャイントマト」を使用したカレーに、麓山高原豚を合わせた

 

◯11/13【勝】山口名物ふくフライカレー
<竜王戦> 七番勝負 第4局2日め
下関で水揚げされたふぐは、特有の弾力ある身が特徴。山口県などでは音の響きと「福」につながる縁起のよさから「ふく」と呼ばれる

 

※対戦相手の段位・称号は対戦時のもの

 

写真・木村哲夫、写真提供・日本将棋連盟

 

( 週刊FLASH 2022年1月4日・11日・18日号 )

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