ライフ・マネーライフ・マネー

「ミニ保険」が役立ちすぎる!痴漢冤罪、コロナ感染、“割り勘” がん保険まで

ライフ・マネー 投稿日:2022.03.20 06:00FLASH編集部

「ミニ保険」が役立ちすぎる!痴漢冤罪、コロナ感染、“割り勘” がん保険まで

痴漢冤罪の専門弁護士に連絡も可能

 

「2006年に保険業法が改正されて、いわゆる『ミニ保険』と呼ばれる少額短期保険が登場しました。名前のとおり、支払われる保険金が少額(たとえば死亡保険は300万円以下、医療保険は80万円以下)で、契約期間も短い(生命保険・医療保険などは1年、損害保険は2年)というものです」(ファイナンシャルプランナー・平野敦之氏)

 

 

 少ない掛け金で生活に安心を与えてくれるミニ保険。今回、男性の “有事” に役立ちそうなミニ保険をまとめてみた。まず注目したいのが “痴漢冤罪保険” だ。

 

「痴漢冤罪専門の弁護士に電話で対応方法のアドバイスを受けられるのが特徴です」と、ファイナンシャルプランナーの竹下さくら氏は話す。スマホ上で、「ヘルプコール」利用画面のボタンを押すとすぐに弁護士に繋がるのだ。コロナ禍ならではの商品も登場した。

 

「新型コロナに感染したと医師に診断されると一時金が受け取れる “コロナ保険” です。また、新型コロナ感染も含めて、自身が病気などでコンサートに行けなくなった際に備える『チケットガード』も人気になっています」(竹下氏)

 

 場合によっては保険料がかからない、というユニークなものも注目を集めている。

 

「がん保険の『わりかん がん保険』です。年齢ごとに3グループに分かれていて、グループ内からがん診断者が出た際、加入者同士が “割り勘” で保険料を支払うというものです。保険料は後払いなので、がん診断者が出なかった月の翌月は無料になります」(平野氏)

 

 あっと驚くようなニッチでお得な商品も揃っているのがミニ保険の魅力だが、塵も積もれば山となるの例えどおり、あらゆる保険に加入することは金銭的にも難しい。では、自分に必要なミニ保険を選ぶにはどうすればいいのかーー。

 

■損保を確認!自治体負担制度も

 

「 “自転車事故保険” は自動車保険や共済、火災保険の個人賠償責任補償特約でつけられますよ」と話すのは、合同会社ひなた代表でファイナンシャルプランナーの岩切健一郎氏。

 

「たとえばソニー損保だと、契約によりますが、個人賠償責任補償特約を月100円前後でつけられます。これならミニ保険よりお得です。

 

 認知症の方の賠償に関する保険も東京都中野区や滋賀県草津市など一部自治体では、在住者を対象に公費で保険料を負担する制度を導入しており、これを利用すれば無料で賠償責任補償を受けられます」

 

■クレカの保険を再チェックすべし

 

 クレジットカード情報サイト「ポイ探」を運営する菊地崇仁氏はこう話す。

 

「年会費が高いプラチナカードをお持ちの方は、カードにモバイル保険などがついているかもしれません。年会費1万6500円のUCプラチナカードには年間3万円までですがスマホ以外のノートPCやモバイルゲーム機も対象となる修理補償がついています。同居家族のものも対象です」

 

 プラチナカードでなくても、保険はつけられる。

 

「セゾンカードにはプラス月額300円で加入できるプラン別の保険があります。『ご迷惑安心プラン』なら、自転車事故などの賠償責任を負った際に最高1億円まで補償してくれます。

 

 JCBカードでも同様に加入できるプラン別の保険があり、月額330円で加入できる『弁護士費用サポートプラン』は、ネットトラブルやストーカー被害も含めた法的トラブルの際、弁護士費用を通算200万円まで補償してくれます」(菊地氏)

 

 ミニ保険を検討する際は、クレカの付帯サービスも確認したほうがよさそうだ。最後に前出の岩切氏はこう話す。

 

「 “お天気保険” や “キャンセル保険” など、通常の保険でカバーされてこなかったものは魅力的です。あとは体に関する保険は、ご自分が契約している医療保険などに含まれている可能性があります。一度、見直しをしてみてください」

 

“ダブり損” だけは絶対に避けよう!

 

( 週刊FLASH2022年3月29日・4月5日号 )

続きを見る

ライフ・マネー一覧をもっと見る

ライフ・マネー 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事