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株主優待名人「桐谷広人」が教えるレジャー系の優待株

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.05.06 11:00 最終更新日:2017.05.06 11:00

株主優待名人「桐谷広人」が教えるレジャー系の優待株

 

「東映は、半年に一度、無料で映画を観られる優待券を6枚くれるんです。お得ですね」

 

 元プロ棋士で、主優待名人の桐谷広人さん(67)が現われたのは渋谷TOEI。清水富美加が主演を務めたことでも話題の『暗黒女子』を鑑賞すべく、自転車で疾走してきたのだ。

 

「全国展開している映画館では、『シン・ゴジラ』などが好調な東宝は『割引券』ですが、東映は無料で観られる『優待券』。現金を使わずにすみますから、東映に軍配が上がります。下の3社は準大手。東京テアトルは『この世界の片隅に』のヒットで200 円以上になりましたが、また下がってきました。そして、東京楽天地は錦糸町で映画館を運営。私も地元・中野から自転車で通っています」

 

 暖かくなってきたので、自転車移動も楽になってきたと話す桐谷さんが、これからの行楽シーズンに持っていたいレジャー関連優待株を教えてくれた。

 

 まずはスパ・風呂関連。

 

「飯田グループHDは分譲住宅の会社ですが、江の島でスパも運営しているんです。1日券は大人2750円ですから、優待券4枚の利回りは6.5%。配当もいいです。全国でスーパー銭湯を運営する極楽湯は、『毎年3月末および9月末の株主名簿に連続2回以上載っている』、つまり長期保有の条件がある。すぐ得したい『優待族』にとっては厳しい(苦笑)。タカチホは近くに施設があれば買い。復配の可能性もあります」

 

 続いてテーマパークは?

 

「レジャー系で人気なのはご存じオリエンタルランド。しかし、利回り的にもいまは割高で、私も売ってしまいました。おすすめはサンリオです。海外で人気だったキティちゃんが、『アナと雪の女王』人気に押され業績が低迷。株価も買いやすくなってきました。パスポートと同じ優待券が半年に3枚もらえ、親子で出かけるのにぴったり。サノヤスのお台場の大観覧車も楽しく、先日もひとりで乗ってきましたよ」

 

 カラオケやゲームセンターはどうか。

 

「ラウンドワンでは、優待券を使い切るために、ひとりでボウリング12ゲーム投げつづけたことがありました。以前、番組のロケでスコア197を出しましたし、将棋連盟の大会ではよく優勝していました。イオンファンタジーは、地元の広島にもあって、昨年亡くなった父に、もぐら叩きをやらせたりしていましたね……。ランシステムの『自遊空間』は雑誌のバックナンバーが充実。愛読書の『漫画ゴラク』はここで読んでいます」

 

 いま仕込んでおけば、これからはレジャーに困ることはないわけだ。そんな優待生活を満喫する桐谷さんだが、ある悩みをもっているという。

 

「もうすぐ期限が切れる映画の優待券があと14枚もあるんです。明日もあさっても映画を観つづけなければならないのです(苦笑)」

(週刊FLASH 2017年4月25日号)

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