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樺沢紫苑の『読む!エナジードリンク』“スキマ時間”で出張を100倍楽しむ方法

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.08 06:00 最終更新日:2022.08.08 06:00

樺沢紫苑の『読む!エナジードリンク』“スキマ時間”で出張を100倍楽しむ方法

北海道スープカレー(写真・AC)

 

■さらに、「仕事」と「遊び」をトッピング

 

 それでもまだ物足りないので、さらに翌日、「樺沢紫苑オフィシャルファンクラブ」のイベントを入れました。ファンクラブ初となる札幌でのリアルイベントの内容は「樺沢と一緒にスープカレーを食べに行く会」。東京のファンの方にはリアルでお目にかかる機会がときどきありますが、地方の方にはそういうチャンスがほとんどありません。

 

 今回のイベントには16人の方が参加してくださり、3時間、じっくりとおしゃべりを楽しむことができました。サイン会やツーショット撮影もあり、じつに楽しいオフ会となりました。参加者の皆さんには、大満足していただけたと思います。

 

 こうした地道なファンサービスが、応援してくれる熱い読者の形成につながります。結果として、私の新刊が毎回ベストセラーになるのです。

 

 今回のイベントは、「カレー食堂 心」(北大前)にて、スープカレーを食べながらの懇親会。私はスープカレーが大好きなので、別にイベントがなくても、札幌滞在中のランチは自動的にスープカレーになります。なので、これも一石二鳥の価値を生みます。遊びが仕事になる。そして、仕事を「遊び化」できるのです。

 

 今回の3泊4日の出張では、講演2回+イベント2回+仕事の打ち合わせ2件+スキマ時間での動画撮影20本。これだけの仕事をこなしたうえで、ウニ丼1回+海鮮丼1回+スープカレー2回+ソフトクリーム1回。くわえて、有名なウイスキーバー「無路良(ブローラ)」で激レアなウイスキーを飲むこともできました。まさに、「まいたの」です!

 

■30分と1000円で「まいたの」

 

 ここまで読んできて、「うちの会社は、出張が分刻みのスケジュールで、美味しいものを食べている暇なんかない!」という人がいるかもしれません。しかし、「時間がない」「お金がない」という人でも、30分と1000円があれば、かなり楽しむことができるのです。

 

 私の場合、札幌出張で、どうしても時間がないときは、新千歳空港の「北海道ラーメン道場」に立ち寄ります。札幌、旭川、函館など、北海道を代表する各地のラーメン店が集結。すすきの本店に行けば、いつも20人以上の行列ができている「けやき」も、ここなら行列なしで食べられます。

 

 私のおすすめは、「函館麺厨房 あじさい」の「ワンタン麺 塩」(950円)です。あっさり、すっきりとしたスープに、ワンタンがベストマッチ。のど越しのいいプリプリのワンタンがなんと10個近くも入っています。

 

 圧倒的な満足感、コストパフォーマンスではありませんか。塩ラーメンが好きな人には、大満足していただけるはずです。

 

■「まいたの」には情報が必要

 

 ラーメンですと、行列店でもなければ、待ち時間と食べる時間を含めて30分もあればいいので、忙しい出張族の方でも、スキマ時間で楽しむことができるでしょう。

 

 ただ、新千歳空港にはレストランだけで何十軒もあるので、事前にネットで検索する、あるいは、グルメな出張族に教えてもらうなど、あらかじめリサーチして「あたり」をつけておくことが重要です。

 

 たとえば、「よつ葉ホワイトコージ」のソフトクリーム、「かま栄」の揚げかまぼこ、じゃがコーンが美味しい、という情報を知っていれば、たったの5分、300円ほどで “旅気分” を味わえます。

 

 また、スキマ時間で美味しいものにありつくには、「強い意志」と「決断力」も必要です。「 “あじさい” でラーメンを食べてから帰るぞ!」という気持ちがないと、搭乗まで45分ほど時間があっても、「まあ、いいか」と、そのまま搭乗口に向かってしまうのです。

 

 出張が多くなってきたといっても、新型コロナウイルスの感染者数が増えているなかでは、細心の注意が必要です。出張の予定のある方は、コロナ対策を十分にしたうえで、「スキマ時間の管理」と「遊び心」をもって、存分に楽しんできてください。

 

 

かばさわ・しおん
樺沢心理学研究所代表。1965年、北海道札幌市生まれ。札幌医科大学医学部卒。YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで、累計60万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動

 

イラスト・浜本ひろし

 

( 週刊FLASH 2022年8月16日号 )

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