ライフ・マネー
年収1200万円でも「賃貸住み」「趣味の上限は1万円」の堅実ぶりにFPは「ずっと賃貸でもあり」【50代男の余生計画を採点】
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.29 06:00 最終更新日:2022.08.29 06:00
50代男の「お金と余生計画」FP・花輪陽子氏が採点
◎蜂須正樹(仮名・54歳)の場合
外資系情報・通信企業勤務
年収:約1200万円 結婚歴:妻は数年前病没
貯金:約2000万円
家族:長男(有名私大卒、大手メディア企業勤務)長女(都立高2年生)
新卒で入った会社がM&Aで吸収合併されて、そのまま勤続30年を超えました。月の平均支出は45万円で、最大の固定費は家賃(駐車場料金込み)で16万円。家を買おうと思ったことはなく、死んだ妻も同じ考えでした。
【関連記事:マツコ、年収7億円報道に猛反論「ふざけんなって」】
かかるのはやはり教育費で8万円以上、おもに娘の塾代ですね。息子が今年社会人になりましたが、娘が大学に入れば、またお金がかかりますね。
趣味はレコード収集ですが、それも出費は上限1万円と決めています。中古店でいかに掘出し物を見つけるかが楽しみで、つい夢中になります。
この先、仕事面では不安だらけ。転職経験もないし、将来性のない業界だから。退職金や厚生年金だけでは心配なので、2000万円ぐらい貯金してます。再婚の意志? めっちゃありますよ。ぜひ紹介してください(笑)。
<花輪の目>ーー(90点)
一国一城の主になれる収入ですが、持ち家は維持が大変ですし、ずっと賃貸で通すのも全然ありです。娘さんが独立されたら、もっと手狭な物件に住み替えてみてはいかがでしょう。住宅費をグッと抑えられますしね。
はなわようこ
三重県出身 青山学院大学卒業後、外資系投資銀行を経てファイナンシャルプランナーとして独立。現在は拠点をシンガポールに移し、ジム・ロジャーズ著『世界大異変』(東洋経済新報社)など翻訳家としても活躍
取材/文・鈴木隆祐