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サラリーマンの「夕食めんどくさい問題」を解決!1食780円 “出張シェフ” のメニューがすごい

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.01 06:00 最終更新日:2022.10.01 06:00

サラリーマンの「夕食めんどくさい問題」を解決!1食780円 “出張シェフ” のメニューがすごい

出張シェフ

 

 夜遅くまで営業をおこなう飲食店が減り、「夕食を食べ逃した……」と、頭を抱えることもしばしば。そんななか、最近はコンビニ弁当ばかりで……と、栄養の偏りを気にしているサラリーマンも多いはずだ。とはいえ、自分で夕食の献立を考えるのは面倒くさい……。

 

 

 だが、巷ではそんな悩みを “出張サービス” で解決している人もいる。

 

「リピートされる方が多い印象です。私の場合は7、8人ほどリピーターの方がいらっしゃって、2週間に1度ほどのペースでお宅に伺っています」

 

 こう話すのは、出張シェフサービス「シェアダイン」の住岡昌恵シェフだ。

 

 同サービスは、登録シェフが自宅などを訪問して、料理の代行をしてくれるというもの。コロナ禍の在宅勤務で自宅での食事が急増。こうした背景もあり、出張シェフサービスのニーズが高まっている。

 

「基本的に自宅での調理、洗い物、片づけなどすべて込みで3時間のサービスです。買い物代行をする場合は、自宅に入ってから2時間半になります。独身の方だと、ふだんキッチンを手入れされていない方もいるので、最初の時点よりきれいにお戻しできるように心がけています(笑)。もちろん、共働き家庭で利用されている方もいます」(住岡シェフ)

 

 シェアダインでは、ただ料理を作るだけでなく、献立作成や必要な食材の買い物などもお願いできる。

 

 サービスを利用する際は、まず2000人以上の登録者から依頼したいシェフを選ぶことになる。なかには割烹料理人やイタリアンシェフ、ホテルシェフという登録者もいる。

 

 各シェフ自らがプラン、サービス料金を設定しており、住岡シェフも自身が持つ「管理栄養士」の資格を生かしたプランを用意している。

 

 今回、平均的な食材費だという3500円を目安に、住岡シェフに買い物代行も依頼。そして特別に「健康重視プラン」「家庭料理プラン」の2パターンの料理を、それぞれ半分ずつ作ってもらった。

 

 3口コンロをめいっぱい使って “同時調理” を披露する住岡シェフ。調理中はシェアダイン側の決まりでマスク、帽子だけでなくビニール手袋を二重に着用し、衛生面には最大限配慮していた。細々とした調理器具がないという男性方も安心してほしい。シェフ自ら持ち込みで用意してくれるものも多い。

 

 そうしている間に出来上がったのは、2プラン6品ずつのおかず。さらに、食材費を超えない範囲で2品を追加で作ってくれた。早速試食してみると、豚肉のトマト煮込みは油っこくなく食べやすい味つけ。一方で、鮭のちゃんちゃん焼きはしっかりと味がついていて、ご飯が進みそうな一品だ。どの料理からも “プロ” の味がする。

 

「サービス開始前にチャットなどでヒアリングをおこなって、ご希望を伺います。今回、2品増えたように、実際に買い物をしたり、調理してみると事前のラインナップから変わることもあります。

 

 持病や体型に合わせたメニューも可能ですし、もっと品数を増やすこともできますね。おかず以外にも、買ってきたパックサラダにかけるための “栄養満点ドレッシング” をお作りすることもありますよ」(住岡シェフ)

 

 16食分相当の作り置きを調理してくれて、1食あたりのお値段は「健康重視」メニューが約1000円、「家庭料理」メニューでは約780円だ。食材費部分を調整することで、1食あたりの値段も抑えることは十分にできる。

 

 要望があれば、出張シェフが買い物してきた食材と家に余っている食材との組み合わせも可能。たとえば、大量にもらった野菜の消費に困ったときに出張シェフを頼ってみるのもいいかもしれない。

 

「栄養価計算を用いた専門的な献立を組むことも可能なので、もっと気軽にこういうサービスを使えることを知ってほしいです」(住岡シェフ)

 

 健康的な暮らしは、悩みなしの食生活からも始まるはずだ!

 

写真・久保貴弘

( 週刊FLASH 2022年10月11日号 )

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