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87歳、現役医師が語る“3つの若々しく生きるコツ”…「妻への感謝を言葉にできる、“色気ある”老人たれ」【長生き医師の養生訓】
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.06 06:00 最終更新日:2023.02.06 06:00
人生の達人たちの健康の源は「驚異の好奇心」!90歳を超えても元気すぎる医師たちに、意外すぎる“養生訓”を聞いてきたが、現在87歳で、作家としても著名な志賀貢医師にも、若々しく生きる秘訣を聞いた。
「人間の三大欲求のなかでも、食欲は生命に直結しており、神経を使うべきです。肉食は長寿にとって欠かせません。一日80gの赤肉(ヒレ肉)のステーキを食べられれば、100歳は見えてきますよ。
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私は、朝食は“健康の源”と考え、卵、紅鮭、生野菜、納豆、海苔、もずく、みそ汁、おかゆ、たらこなど15品目以上を食べます。80歳から10年近く、このメニューで健康を維持してきました
志賀医師がこれまで診てきた100歳以上の長寿の人に聞くと、長生きのコツは3つだという。
・3食をしっかり食べる
・くよくよせず、ストレスに負けない
・死ぬまで色気を失わない
「この色気とは、“生涯セックス”という意味ではありません。いくつになっても、魅力的な老人でありたいと思うことです。
たとえば、夫婦で手を繋いで散歩する。そして、“やっぱり君の料理は最高だね”“いつまでたっても君は本当にきれいだね”と、妻への感謝を言葉にしましょう。そういう言葉は、人生をバラ色にしてくれます。
もちろんパートナーがいる人ばかりではありません。一人の時間、孤独を楽しむ方法もありますね。たとえば、好きな映画を観る。私は、ヴィヴィアン・リーが主演した『哀愁』の『蛍の光』で踊るラストシーンを観るたびに、胸に切なく迫ってきます」
年齢不相応で不養生に見えても、それが“正解”なのは、医師たちの元気さが証明しているのだ。
志賀貢医師
1935年生まれ 昭和大学大学院医学研究科修了 同大学評議員、理事、監事などを歴任。作家としても数百冊の作品を上梓している
取材&文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)
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