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『ONE PIECE』最新105巻の表紙に考察好きが侃々諤々「海賊王になるのはルフィではなくバギー?」説まで

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.28 17:00 最終更新日:2023.03.01 16:48

『ONE PIECE』最新105巻の表紙に考察好きが侃々諤々「海賊王になるのはルフィではなくバギー?」説まで

 

 3月3日の発売を前に、人気漫画『ONE PIECE』最新105巻の表紙を巡り、“伏線王”尾田栄一郎氏の底知れぬ創作力があらためてクローズアップされている。

 

 公開された表紙には主人公・ルフィのほか、シャンクス、バギー、黒ひげの『新四皇』に囲まれる形で、うさぎの「ミンク族」キャロットが中央に描かれているのだが、これを「見覚えのある構図だ」と、サブカルライターが解説する。

 

 

「25巻の表紙がセルフオマージュされています。背景のオレンジ色や、ロゴの紺色も同じ。公式SNSで公開された尾田先生の『制作過程動画』でも、25巻の表紙をざっくり書いたその上から、あらためて105巻の表紙に取りかかっていました。25巻のメンバーが『四皇』になったのは、当時から考えていた伏線だ、というメッセージを読者に送っているようにも感じます」

 

 ワノ国編で、ルフィが食べていた悪魔の実は“ゴムゴムの実”ではなく、太陽の神ニカを宿した“ヒトヒトの実”だったことが判明。25巻では中央でヤギが“紙”を食べていて、シャンクス以外の3人が口を開けて描かれていたことから、この3人が“神”を食べていることが暗示されている、と考察されていた。

 

「105巻では、ヤギの位置におでんを食べているキャロットが入っていることで、『ニンジン=人人(にん・じん)=ヒトヒトの実を食べた』『光月おでんの遺志を継ぐという意味』『四皇がミンク族をめぐって争う未来を示唆』『月に行くのにウサギが必要ってこと?』『今年が兎年だから』などと、さまざまな解釈がされています。キャロットは、ワノ国編ではそれほど活躍がなく、ルフィたち麦わらの一味ともさらっと別れているため、あえて表紙に描かれたことには、意味があるのは間違いありません」(前出・サブカルライター)

 

 ほかにも、伏線は盛りだくさん。

 

「25巻では、黒ひげの歯が1本、抜けていましたが、105巻ではしっかり描かれています。黒ひげの歯の抜け方については、作中で書き分けられていて、大きな謎のひとつなっているのですが、間もなく秘密がわかるのかもしれません。また、最大の衝撃となっているのはバギーです。『ONE PIECE』のロゴの真ん中に手がかかっているため、海賊王になるのはバギーなのではないか、とファンが騒然となっています。ちなみに、105巻のタイトルは『ルフィの夢』ですが、これまで比較されてきた25巻とは1巻ズレた、24巻のタイトルが『人の夢』となっています。このズレが意図的なのかは不明ですが、これを新たな伏線と感じる人も多いようです」(前出・サブカルライター)

 

“伏線王”の仕掛けを感じる105巻、世の考察好きは、表紙だけで無限に楽しめるようだ。

( SmartFLASH )

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