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『ROOKIES』森田まさのりが「絶対売れてやる」と心に誓ったあの日

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.07.31 11:00 最終更新日:2017.07.31 11:00

『ROOKIES』森田まさのりが「絶対売れてやる」と心に誓ったあの日

写真:AFLO

 

 どんな偉人にも駆け出しの時代があり、誰しも「絶対に売れたい」という気持ちをもって仕事に臨んでいたはずだ。

 

 テレビドラマ化もされたマンガ『ROOKIES』などの作者、森田まさのりが、7月22日放送の『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』(TBSラジオ系)にて、「いつか、絶対に売れてやる」と誓った日の出来事を語っていた。

 

「僕が頑張るのって、悔しさがバネになってるのかもしれないですけど。昔住んでたマンションの、僕が住んでたちょうど下の部屋に、超有名作家さんが住んでたんですよ。

 

『ろくでなしBLUES』(の連載が)始まって間もなくだったと思うんですけど。そのころに、『下の部屋が、なんか騒々しいなぁ』って思ってたんですけど、どうやらいろんな作家さんを集めて、パーティーをやってるらしかったんですよね」

 

 そして、下に住んでいた作家が、森田の部屋にやってきた。

 

「僕なんか呼んでもらえるわけないなと思ってましたよね。そしたら、しばらくして、その先生がほかの先生を連れてやってきたんです。『森田君、下でパーティーやってるんで、来ない?』と。それは天にも昇る気持ちで。

 

 家にあったワインを持って、ちょっといい服に着替えて行きますよ、下に。着くと、なかから楽しそうな笑い声が聞こえてくるわけですよ」

 

 意を決してドアを叩くと……。

 

「トントンってノックしたら、一瞬、笑い声がピタッとやんで、ドッと笑ったんです。そのなかから、『うわぁ、本当に来たよ』って聞こえてきたんです。『マジかぁ』って聞こえてきたんです。

 

 多分、その先生が来てくれたのは、『下でパーティーやってるから、騒々しくしますよ。一応、言いましたからね』っていうことなんです。『誰も呼んでないよ』って。それを僕は、呼んでもらったと思って行きました。

 

 なかに入ったら、担当さんらしき人が、にこやかに迎えてくれましたけど、僕、何をしゃべったか、まったく覚えてないです。ただ、(その場に)いた奴の顔、覚えてますよ(笑)。『いつか、絶対に売れてやる』と誓った日の出来事でした」

 

 ちなみに、森田まさのりが『少年ジャンプ』で連載を始めたのは、1988年の25号。この号に掲載されていたのは、以下のようなラインナップだった。

 

『ろくでなしBLUES』(表紙、巻頭カラー)
『DRAGON BALL』
『燃える!お兄さん』
『聖闘士星矢』
『魁!!男塾』
『神様はサウスポー』
『ジョジョの奇妙な冒険(第2部)』
『虹のランナー』
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
『北斗の拳』
『ジャングルの王者ターちゃん』
『CITY HUNTER』
『MOMOTAROH』
『変幻戦忍アスカ』
『ついでにとんちんかん』
『BASTARD!!』
『山下たろ~くん』
『ゴッドサイダー』

 

 有名作品ばかりだが、どの作品の作者が森田にひどい仕打ちをしてしまったのか。

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