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総額16万円! 70年代、若者たちの憧れだったラテカセ「M-77」&ジャッカル「FX-300」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.28 06:00 最終更新日:2023.05.28 06:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 「ラジオ」「テレビ」「カセット」が一体になった夢の機械ですね!
大崎 はい。1970年代の若者たちの憧れでした。日本ビクターは「ラテカセ」、ソニーは「ジャッカル」という愛称をつけていました。ビクター「M-77」、ソニー「FX-300」はともに1976年発売で、元祖のような存在です。
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写 高かったんじゃ?
大崎 M-77は、定価が6万7800円。当時、自分の部屋にテレビを置くというのは贅沢なことで、私が持っていることを知った友人たちは、突然自宅に遊びに来ました(笑)。
写 スイッチをつけたら……、おお、砂嵐が映った!
大崎 新品同様で、状態がいいんですよ。今はアナログ放送が終了したので、テレビは受信できませんけどね。白黒で画面は小さいですが、はっきり映るので、しっかり視聴することができました。持っているだけで自慢できる、という一品です(笑)。
写 ソニーのものは、見た目もカッコいいです。
大崎 いかにもソニーという、洗練されたデザインです。意欲的な製品が次々と登場する、当時の日本家電の勢いを感じさせます。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央