ライフ・マネー
『ONE PIECE』休載で気になるアニメスタッフの「悲鳴」原作に追いつきすぎて「シーン引き延ばし」の苦肉の策
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.13 17:25 最終更新日:2023.06.13 17:25
6月12日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)で、人気漫画『ONE PIECE』第1086話が掲載された。現在、最終章に突入している同作だが、今回はあまりの情報量の多さに、読者やネットの考察者から「神回」との声が飛び交っている。
盛り上がりが最高潮となってきている同作だが、作者の尾田栄一郎氏が作品の公式Twitterで「ONE PIECE最終章でわーわーゆうとりますけれども、ちょっと手術したいんですどうしても」「目から…ビームを出す手術をする事になりました」と語り、ひどい乱視が起きていることを報告。目の手術を受けるため、次号より4週間の休載が発表された。
【関連記事:さんまが尾田栄一郎氏宅を訪問 「金に興味ない」「挫折経験がない」トップ2人の思わぬ共通点】
ネット上では「休載期間が短すぎる」「もっと長く休んでもいいのでは」といった声が上がり、尾田氏には万全の体調で漫画を描いてほしいとの意見が寄せられているが、一方で、悲鳴を上げているのがアニメで作品の展開を追っている人たちだ。
「6月11日には、原作の1038話に当たる内容が放送されたように、アニメが原作に追いつきすぎている、といった声が上がっているようです。
普通のアニメ化作品は、30分枠に原作漫画が3~4話分くらい入りますが、『ONE PIECE』はかなり前から1回1 話ペースになっており、冒頭のあらすじに5分使う、原作では3ページだった戦闘シーンを2分半に引き延ばす、モブ(群衆)のセリフを増やすなど、30分枠を埋めようと四苦八苦している印象です。
放送後、ファンのなかから『テンポが悪い』などといった苦情が聞かれ、原作の内容を薄めていると批判されることもしばしばです」(サブカルライター)
現在、ほとんどのアニメが半年程度で一度、放送を終了し、原作を進ませるため数カ月~数年を経て、また2期、3期と新たなシリーズを出す形をとっている。しかし『ONE PIECE』は人気アニメゆえに、1999年の放送からほぼ休みなし。
次週は、最近、頻繁に登場する「総集編」が放送される。尾田氏の快復を願うばかりだが、今回の休載では、ジャンプ編集部よりアニメスタッフのほうが頭を抱えているに違いない。
( SmartFLASH )