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『ブラック・エンジェルズ』第1話で警視庁から抗議が来た

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.17 16:00 最終更新日:2017.08.17 16:00

『ブラック・エンジェルズ』第1話で警視庁から抗議が来た

 

「『ドーベルマン刑事』は500万部以上のヒット作だったのですが、“作画だけでは漫画家として認めない”と編集者に言われていたんです。いつかオリジナルでヒットを出して見返してやろうと思っていました」

 

 こうして生まれたのが、闇の処刑人が悪人たちを問答無用で始末するという『ブラック・エンジェルズ』。超過激な勧善懲悪作品は600万部を超えるヒット作となる。平松伸二氏(61)は過激さゆえに起きた、当時のエピソードを披露する。

 

「第1話で警視庁から抗議が来たんです。悪徳刑事が更生した前科者につきまとい、妹の女子高生をレイプするというお話でしたから……」

 

 スポークやサドルなど自転車のパーツを武器にして悪人を殺す主人公雪藤の殺人描写が人気を呼び、必殺技を持った殺し屋たちも多数登場した。続編作品で主要キャラの松田が発した「いんだよ細けぇ事は!」という言葉は、ネット用語としても定着し多用されている。

 

 近年は画と書を融合した漫書作品を多数発表し、8月には都内で個展も開催。また、自伝的作品『そしてボクは外道マンになる』を執筆している平松氏。2017年は待望の『ブラック・エンジェルズ 』の新作を再び描く予定だという。期待して待て。

 

『ブラック・エンジェルズ』
(週刊少年ジャンプ1981年~1985年連載)

 

ひらまつしんじ
1955年岡山県生まれ 最新作は自伝的作品『そしてボクは外道マンになる』。8月に東京・中野ブロードウェイ リトルハイにて「平松伸二漫書展」を開催
(週刊FLASH 2017年7月25日号)

 

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