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東原亜希「エアコンつけっぱなし」電気代3割減に感動
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.09.14 11:00 最終更新日:2017.09.14 15:54
モデルでタレントの東原亜紀のブログが話題になっている。注目を浴びたのは、オフィシャルブログ『ひがしはらですが?』9月7日の電気代に関する記述。
この夏、東原家では「エアコン28度つけっぱなし生活」に挑戦したという。「時々夜中は消したり日中は温度下げたりしたけど」出かけるときもずっとつけっぱなしのおかげで、夏の電気代が断然安くなったという。
ブログには「感動~!!!」との感想を書いているが、はたしてどれくらい安くなったのか。所属事務所を通して本人に確認したところ「2016年に比べて3割ほど安くなった」と回答してくれた。
東原のブログでは「もちろんうちの場合は、ですが。あと今年そんなに暑くなかったっていうのも関係してると思いますが。。。」と注意書きされているが、なぜ「エアコンつけっぱなし生活」は電気代が下がるのか。
東京電力に聞いてみた。
「部屋の大きさ、気温によるのですべて当てはまるとは断言できませんが、エアコンは一般的に、つけたり消したりするときに電力を一番消費します。
最近は、夏場の最高気温も高くなっており、いったんエアコンを消すと、室内温度はたちまち上昇します。温度を元に戻すためにスイッチを入れればそのぶん電気を使います。
この回数が増えるほど電力消費がかさむので、つけっぱなしにしておいたほうが、電力を使わない可能性がある」
エアコンメーカーのダイキンにも問い合わせてみた。
「エアコンは設定された温度まで冷やしにかかるとき、もっとも電力を使います。設定温度に近づくと、自然と冷やす力を弱めて『自動運転』のような状態になります。この状態になれば、電力消費も安定し、電力を必要以上に消費しなくなります」
さらにダイキンは、特設ホームページ「空気のお悩み調査隊」の中で、エアコンは本当につけっぱなしが得なのか検証している。
詳細な実験の結果、9時~18時の時間帯は、30分ならつけっぱなしのほうが得だとまとめている。ただし、こまめに電源をオン・オフしたほうが終日つけっぱなしよりトクだった例もあり、単純につけっぱなしが最善だとはいえないようだ。
東原は9月8日のブログで、「いつもは帰ってきて激アツになってる部屋を強の20度とかで急速に冷やして涼しくなったら27.28度とかに設定を繰り返してた」と例年のエアコンの使い方を説明。さらに、息子や夫の井上康生が暑がりで「なおさら急いで涼しくするために強くした」と書いている。
結局のところ、急冷却が最大の問題なので、設定温度と外気の差を少なくし、スイッチの回数を減らせば電気代が抑えられるのは間違いないようだ。