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誓約を破れば“出禁”…新型ランドクルーザー、人気沸騰&“ディーラー主導”で存在する「縛り」の数々

ライフ・マネー 投稿日:2024.04.18 17:24FLASH編集部

誓約を破れば“出禁”…新型ランドクルーザー、人気沸騰&“ディーラー主導”で存在する「縛り」の数々

トヨタ(画像・西村尚己/アフロ)

 

 トヨタの大人気車種、ランドクルーザー プラドの後継となる「ランドクルーザー250」の発売が開始された。

 

「2023年8月にワールドプレミアで完全初披露されると、販売店には問い合わせが殺到しました。新型250はガソリンエンジン+6速AT、ディーゼルエンジン+8速ATでリリースされ、メーカー希望小売価格は、ディーゼルエンジン車が520万円、630万円、735万円の3グレード、ガソリンエンジン車は545万円です。『ランクル』ファンの熾烈な『購入競争』が繰り広げられることは必至です」(モータージャーナリスト)

 

 

 これまでの人気車種と同様、ランクル250も「抽選販売」になることが予想される。さらに、「納車まで2年、3年待ち」が当たり前になりそうだ。そしてさまざまな「縛り」がつく可能性が高い。

 

 ひと足早く、2023年11月に発売された「ランドクルーザー70」の購入者が苦笑混じりに語る。

 

「発売当日に購入申し込みをして、それからディーラーが抽選をしました。私が申し込んだディーラーは、2025年12月までの初期販売分で5台の割り当てがあり、申し込みは30人ほどだったそうです。当選が後ろのほうだったので納車予定は2025年11月。契約から2年後です。現在は受注停止になっていますね。

 

 そして転売対策のため、『納車後、2年間の転売禁止誓約書提出』『2年以上のローン購入』が必須でした。ローン購入だと支払い中の所有者はディーラーなので、転売には名義変更が必要なのです。ただ金利が6%とかなり高いので、利子分は無駄な出費になりますよね。もし誓約違反をしたら、『今後のお取引中止』になるそうです。つまり『出禁』です」

 

 納車までの2年間で車両の価格改定があったら、新価格の支払いになるという。人気車ゆえに「ディーラー主導」で契約が進められているようだ。

 

「ランクルなどは海外輸出分も日本国内で生産しています。円安の今は海外向けに出荷したほうが儲かるので、国内への振り分けが少なくなっていると思われます。しかし、『それでもいいから、この車が欲しい』と指名買いされるのがトヨタ車の強みです」(前出・モータージャーナリスト)

 

 損保協会の調査によると、ランクルは盗難件数3年連続最多。世界的に人気があるゆえ、入手には多くのハードルを乗り越えねばならない。

( SmartFLASH )

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