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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】姉妹ねこ店主
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.09 16:00 最終更新日:2017.12.09 16:00
放送中のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の舞台である浜松市北部の井伊谷。直虎ゆかりの寺として観光客でにぎわう龍潭寺から徒歩10分ほどの場所に、本や文房具などを扱う昔ながらの書店「安間書店」がある。
そこでかわいがられているのが、ココとララの2匹の姉妹ねこだ(黒いほうがココ、キジトラがララ)。
「身軽で活発なララに対し、ココはとにかく食いしん坊。ララより3キロ重く、6キロもあるんです。姉妹なのにあんまり仲よくなく、しょっちゅうケンカしてます」(店主の安間悦久さん・以下同)
ララがココにちょっかいを出し、追いかけっこが始まるのがいつものパターン。商品である本の上もお構いなしにダーッと走り回ってしまう。
「体重の重いココですが、夢中になってララを追ううち、ふだんは行かない高い棚にも登ってしまいます。でも、いざ降りるとなると尻込みして、棚の端で右往左往してしまいます(笑)」
2匹が店にやってきたのは、約8年前。ねこ好きの悦久さんがインターネットの飼い主募集で見つけた。
「最初は2階の住居で飼っていたんですが、気づけば店でいっしょに過ごすように。2匹とも人が好きなので、店が心地いいんでしょうね。おかげで、この子たち目当てで来てくれるお客さんも増えました」
安間書店は、創業120年を超える超老舗書店。明治23年に隣町で開業し、新聞や教科書、本の販売を始めたのが始まりで、悦久さんは4代目の店主だ。
「以前にもねこを飼っていたことはあったのですが、その子はほとんど店に降りてきませんでした。それに比べ、ココとララは夜も店で寝ているくらいなんです。長い歴史の中でも、看板ねこはこの2匹が初めてでしょうね」
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