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「駆除されるべきはこういう奴ら」ゴキブリ駆除10万円の「悪質業者」、消費者庁が社名公表で注意喚起…ネットでは被害報告も

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2024.10.01 19:54 最終更新日:2024.10.01 19:54

「駆除されるべきはこういう奴ら」ゴキブリ駆除10万円の「悪質業者」、消費者庁が社名公表で注意喚起…ネットでは被害報告も

消費者庁が発表した悪質業者の広告(消費者庁HPより)

 

“最安レベル”“追加料金一切なし!税込550円”といった謳い文句を信じ、ゴキブリ駆除の依頼をしてきた消費者に対し、実際には十万円単位の高額な料金請求を繰り返していた悪質業者が炙り出された。

 

 9月30日、消費者庁は消費者安全法に基づき、駆除事業者の社名を公表、注意喚起をおこなった。

 

「社名が公表されたのは、東京・豊島区の駆除事業者『ORBITAL PERIOD』(オービタル ピリオド)です。

 

 同社の手口は、サイトを見て連絡してきた消費者宅に、作業員が訪問。『ゴキブリの卵があった』『出入りできる隙間がある』などと伝えて薬剤散布などを提案し、平均で14万円余りの作業料金を請求していたといいます。消費者が金額の高さに躊躇していると、『実際はこの何倍もいる』などと不安を煽り、契約させていたそうです。

 

 

 消費者庁には、4月から8月にかけて同社に関する相談が138件も寄せられ、支払ってしまった118件のうち、平均金額は10万9千円。最多は32万円だったとのこと。メインターゲットとされたのは高齢者かと思いきや、20代の男女(20代女性が約41%、20代男性が約22%)が多かったことにも衝撃が走っています」(社会部記者)

 

 この件が報じられると、大きな反響が寄せられ、X上には《ゴキブリ駆除》《社名公表》などがトレンド入り。

 

 実際に同社を利用したことがあると自称するユーザーらが、クーリングオフ申請をしても、同社からの「鬼電」や「脅迫のようなメール」が何度もあった、支払いを躊躇していると玄関前で2時間居座られて怖かった、といった報告をおこなう様子も見られた。

 

「こうした害虫駆除サービスをめぐるトラブルの相談は全国的に増えていて、7月には、視聴者の悩みや告発を取り扱うYouTuberコレコレ(登録者数229万人)のもとにもタレコミが寄せられています。コレコレは実態を探るべく、実際に自宅でのゴキブリ出現に悩む女性視聴者を通して、同じような広告を出していた駆除業者にゴキブリ駆除を依頼しています。

 

 女性視聴者が自宅に呼んだ業者のサイトには『550円~』で追加料金は一切なし、出張料、見積もりもすべて『0円』と記載されていましたが、作業に訪れた業者は、基本料金が6600円で、550円は『1平方メートルあたりの薬剤の料金』と驚きの説明。さらに、駆除できた場合は、死骸処理と消毒代で合わせて8800円、1匹の駆除につき5000円と、どんどん金額が跳ね上がり、最終的に女性に提示された金額は15万2000円でした。この業者が、今回、社名公表された会社かどうかはわかりませんが、動画では、コレコレらが業者を詰めて、依頼をキャンセルするまでの顛末が描かれていました」(同前)

 

 X上では、

 

《ゴキブリ以下の会社やな》

 

《どちらが害虫なのか》

 

《駆除されるべきはこういう奴らだ》

 

 など、業者に対する批判の声が多くあがった。安易に業者に頼んだことで、ゴキブリとは別の恐怖を味わうことになったら本末転倒。くれぐれも注意されたし。

( SmartFLASH )

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