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マスクの宣伝文句「ウイルス除去率◯%」には根拠がなかったライフ・マネー 2018.01.06

マスクの宣伝文句「ウイルス除去率◯%」には根拠がなかった

『写真:AFLO』

 

 無菌国家にすむ、超清潔志向の日本人。冬になると、街中の人が白いマスクで顔を覆って歩くようになりました。

 

 しかし、実際のところ、マスクに風邪予防効果はあるのでしょうか。ほとんどのマスクは、パッケージに「ウイルスの除去率99%以上カット」などとうたい、予防効果の高さを暗に伝えています。

 

 しかし、国民生活センターが公表した調査では、対象となった15銘柄のうち、ウイルスの捕集効率が95%以上あったものはわずか3銘柄のみでした。一方、極めて高い除去率をうたいながら80%にも満たないマスクは3銘柄もありました。

 

 やはり、ウイルス除去率の高いマスクをしていれば、風邪を引かずにすむとはいえないようです。しかも、マスクのわきなどから空気がもれるつけ方をしている人がほとんどで、それではウイスルを捕集する効果が著しく低くなることも明らかにされました。

 

 だからといって、わきなどから空気がもれないよう着用すると、捕集効率が95%以上あるものは、苦しくて長時間つけていられないとの結果も出ていました。

 

 なぜ、マスクの商品パッケージには、ウイルス捕集効果の低いものや、正しく長時間は着用しにくいものでありながら、「ウイルスの除去率99%以上カット」などと堂々とうたい上げたものがあるのでしょうか。

 

 実は、一般用のマスクには公的な認証や基準がなく、メーカー側の「基準」で宣伝できてしまうからです。その「基準」にのっとって検査したら「ウイルスの除去率は99%だった」と言ってしまえば、それが許されてしまうのです。

 

 しかも、メーカーが宣伝する効果に対して何を「基準」としているのか、パッケージに明記されていない商品も実際のところあります。

 

 国民生活センターは、一連の調査結果から、症状のある人が咳やくしゃみによる飛沫を防ぐために「咳エチケット」としてマスクをすることは推奨しています。

 

 一方、予防としては、マスクの着用によってインフルエンザなどの感染を完全に防げず、効果を過信しないようにと伝えています。

 

 ちなみに、「価格が高い=効果も高い」とはいえないことも、この調査では明らかにされています。

 

 予防効果がないのだとしたら、なぜ日本人はマスクをこれほど好むのでしょうか。あるテレビ番組が、マスクを着用している100人について調査したところ、24人は実際に風邪を引いていて、20人が風邪予防のためだと答え、残りの56人は風邪とは関係なくマスクをしているという結果が出ていました。

 

 この風邪とは関係なくマスクをすることを、最近では「だてマスク」と呼ぶそうです。目的は見た目や保温・保湿もありますが、「他人に表情を見られたくない」「人と話をしたくない」「なんとなく安心する」といった理由があるといいます。

 

 最近では、「正しいことを教える現場」であるはずの学校でさえ、インフルエンザの流行期に予防のためのマスク着用を指導するようになっています。

 

 そのためか、放課後、子どもにマスクをさせずに遊びに行かせると、「マスクもせずにうちに遊びに来た」と非難されてしまうこともあるそうです。

 

 日本人は、「人に風邪をうつさない」という本来の目的を遠く離れて、「体裁」と「安心感」のために、高いお金をかけてマスクで顔を覆っているのです。

 以上、藤田紘一郎氏の新刊『手を洗いすぎてはいけない 超清潔志向が人類を滅ぼす』(光文社新書)より引用しました。なぜきちんと手洗い、うがいをしてるのに、風邪をひいてばかりなのか? 常識を疑う、目からウロコの健康法を紹介します!

 

●『手を洗いすぎてはいけない』詳細はこちら

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