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絶景ブームを牽引した「詩歩」ふつうのOLが起業の道へ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.28 10:00 最終更新日:2018.04.28 10:01
たった1冊の本で、社会現象を巻き起こした作家たち。彼らにとってもベストセラーは大きな分岐点だった。印税を投資に回す人、まったく別の職業に就く人ーー。個性あふれる作家たちの人生を追う。
45万人が “いいね!” した、Face bookページから人気のあった絶景を厳選した写真集『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』(2013年/三才ブックス)が、大ヒットした詩歩さん(28)。写真集を出すきっかけをこう振り返る。
「旅の行き先を決めるために写真集を買ったら場所が書いてなくて、『こういう本があればいいな』と思って出した本がこれです。だから売れたことに私がいちばんびっくりしています(笑)」
出版時は広告代理店に勤めるごくふつうのOLだった。本がヒットしてほどなく退社。旅行会社や映画会社、食料品会社などと絶景でコラボレートする、スタッフ9名の会社を立ち上げた。
「印税は絶景を発信するウェブサイトの開発費や会社の家賃、人件費に消えました(笑)。今後は英語力を磨いて、海外に日本の絶景を発信していきたいですね」
しほ
絶景ブームを牽引し、2014年には流行語大賞にノミネート。『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』シリーズは累計60万部を突破
(週刊FLASH 2018年3月20日号)