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カープの投手だった「小林敦史」いまはカフェでケーキ作り

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.12 17:00 最終更新日:2018.05.12 17:00

カープの投手だった「小林敦史」いまはカフェでケーキ作り

 

元野球選手でケーキを作っているのは、僕だけだと思います」
 こう話すのは、カープのリリーフ投手だった小林敦史(45)。

 

 引退後、母親のカフェを手伝うため、「スイーツぐらい作れなくては」と思い、パティシエ修業を開始。タルトの有名店で5年間アルバイトをした。

 

「簡単だと思っていたけど、甘かったですね。最初の2年は20代前半の女性の先輩から怒られてばかり。材料は同じなのに、先輩と自分が作る生地はまったく仕上がりが違いました」

 

 その後、イタリアンの修業も掛け持ちし、2011年、東京・代官山に「2‐3Cafe」を開店。イチ押しはチーズケーキとオムライスだ。

 

 現役時代にボールを頭にぶつけて激怒させた清原和博氏も、テレビの企画で来店した。

 

「事前に知らされていなくて。驚きましたが、清原さんはケーキを食べて『おいしい』と言ってくれました。おかげでお客さんも増え、感謝しかありません」

 

 カープの猛練習で鍛えられたためか、風邪をひくこともなく、店を休むのは年に数日程度。小林氏は今日も早朝からケーキを焼く。

 

こばやしあつし
1972年生まれ 東京都出身 ドラフト5位で1991年に広島東洋カープに入団。サイドスローに転向し、1995年にプロ初勝利。1999年には中継ぎで30試合に登板した。2001年にロッテに移籍し、シーズン終了後に引退

 

(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)

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