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所要時間13時間の青ヶ島ほか…こんな秘境が日本にあるなんて
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.13 20:00 最終更新日:2018.05.13 20:00
「ココ、本当にニッポン!?」と、思わず叫びたくなる、とんでもない海&陸の秘境路線。行くのは大変だが、乗れば必ず驚きが待っている!
【あおがしま丸】八丈島〜青ヶ島・東京都
東京都のはるか南にある離島・青ヶ島と八丈島をつなぐ「あおがしま丸」。東京から八丈島で乗り換えて行く場合、所要時間はなんと計13時間以上!! そのうえ就航率が50〜60%で、行ったはいいが帰れない、なんてことも……。
あおがしま丸は、前任の旅客船還住丸と貨客船黒潮丸に代わり、2014年に就航。島の人口は約160人で、世界的に珍しい二重カルデラは外国人観光客にも人気だ。
会社名:伊豆諸島開発
料金:2340円(+燃料調整金)(片道・2等)
所要時間:約3時間
本数:おおむね週4往復(週により異なる)
【井川線】千頭〜井川・静岡県
大井川本線の終点・千頭駅から井川駅までの14駅を大井川沿いに走る絶景路線。アプト式という歯車のような特殊な仕組みで、国内の鉄道としては日本一急な90‰(パーミル)の区間をガタンゴトンと登ってゆく。
井川線は絶景区間の宝庫。アプトいちしろ駅〜長島ダム駅間がアプト式区間で、千頭駅から9駅めにある奥大井湖上駅は長島ダムによって生まれた接岨湖の上にある駅だ。
会社名:大井川鐵道
料金:1320円(片道)
所要時間:約1時間50分
本数:1日4往復(全線直通便)
【霧幻峡の渡し】福島県
霧深い峡谷を手漕ぎ船が行くーー。その光景は幽玄そのもの。廃村になった集落で使われていた渡し船を観光用に復活させたもので、廃村ツアーなども開催。川霧は早朝や夕方に発生しやすいが、見られるかどうかは運次第!
5月下旬から8月下旬の早朝は特に濃い霧が出て、付近一帯を覆うことが多い。乗り場は只見線の早戸駅から歩いて15分ほどの早戸温泉近くにある船着き場。霧に覆われた川面をゆっくりと進む渡し船。山奥に隠された絶景だ。
料金:5000円※1
所要時間:約60分
本数:予約時運航※2
※1、1回の運航あたりの料金。5人めからは+1200円/人
※2、4月下旬〜11月中旬の日の出から日没まで。予約のみ
【与那国島内一周バス】沖縄県
日本の西の果て・与那国島の唯一のバスはなんと無料! バス停にバス停名の表示がなかったり、与那国馬が道路を闊歩していたりと、カオスな道中を楽しめる。「久部良」は日本最西端にあるバス停だ。
「日本最西端の碑」からは、天気がよければ台湾が見える。観光協会では日本最西端の証を発行している。
会社名:最西端観光
料金:無料
所要時間:約1時間
本数:1日7往復
(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)