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価格破壊とサービス向上が進む「LCC」オススメは札幌・福岡
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.18 16:00 最終更新日:2018.05.19 13:25
アテンションプリーズ! 飛行機を “路線バス” 感覚にまで身近にしたLCC(ローコスト・キャリア=格安航空)。ふらっと旅行したいあなたのために、キャビンアテンダントたちに話を聞いた!
「私がCAになったのは、子供のころCAさんがお飲み物やグッズをくれたり、優しく話してくれたことがきっかけです。LCCのサービスは簡略化されていて、そんな体験をされる方が減ってしまう。就航空港も都心部から離れたところが多く、どの程度受け入れられるのか疑問でした」
そう語るのは、JALのグループ会社を経て、現在は外資系LCCのCAであるエレナさん(20代後半、仮名)。
日本初のLCC、ピーチ・アビエーションが関西〜札幌、福岡線の運航をスタートさせたのは、2012年3月。同年11月に100万人を突破したLCC利用者数は、2016年には国内、国際線合わせて約2500万人と、すっかり市民権を得た。
航空評論家の青木謙知氏は語る。
「LCCは、JALやANAとの棲み分けに成功し、日本でも完全に定着しました。大きな事故やトラブルがないかぎり、今後も事業を拡大させていくでしょう」
3月下旬には、業界2位のピーチ・アビエーションと同3位のバニラ・エアが2019年度末をめどに統合することを発表。首位のジェットスター・ジャパンを超える巨大LCCが登場する。
今後はさらに競争は激しくなり、さらなる価格破壊とサービス向上がもたらされることは必至だ。
エレナさんにおすすめの路線を聞いた。
「新千歳や福岡、セントレアなど大手航空会社とかぶる路線なら、LCCを利用すれば、浮いたお金でおいしい料理やいいホテルを楽しめます。深夜発の中国、韓国便もLCCがおすすめ」(エレナさん)
大手航空会社に勤めるmiiさん(20代後半)も「正直なところ、国内線は大手と大差はないと感じます。韓国や中国行きの便も、深夜便などは機内食がない場合もありますので、LCCのほうがいいかもしれません」(miiさん)
今度の休日には、ぜひLCCに乗って旅行に行きたい。
(週刊FLASH 2018年5月1日号)