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運用資産1.2億円! 「野村證券→銀座キャバ嬢」投資家が語る“お宝銘柄”の見つけ方

ライフ・マネー 記事投稿日:2026.07.20 06:00 最終更新日:2026.07.20 06:00

運用資産1.2億円! 「野村證券→銀座キャバ嬢」投資家が語る“お宝銘柄”の見つけ方

きこさんは1994年生まれ。フェリス女学院大学卒業。毎月、証券口座には500万円を目標に入金しているという(写真・福田ヨシツグ)

 

「半導体大手のキオクシアは、この1年で一時、株価が40倍にも上昇しました。しかし、7月17日にはストップ安を記録するなど、その後は大きく下げています。今後のことは正直、わからないですね」

 

 6月18日、7万円を突破した日経平均株価。その牽引役となったキオクシアホールディングス株に投資していたと語るのは、東京・銀座の大型キャバクラ「JUNGLE TOKYO GINZA」の人気キャスト・きこさんだ。

 

「じつは、200株だけ持っていたんですけど、すぐに売っちゃったんですよ。この会社は、いまのタイミングで買うのは怖いですよね。私もいまは “準キオクシア” といえるニッチな会社を探して買って、寝かせています」

 

 シャンデリアの下でかわされる接客トークにしてはちょっと生々しいが、じつはきこさん、元野村證券勤務という異色の経歴の持ち主。2017年に同社の法人営業部門に配属されると、2年めには同期のなかで3人しか選ばれない「CEO賞」を獲得したという。

 

 だが、心のどこかで「このままでいいのかな」という迷いが芽生え、思い切って夜の世界に足を踏み入れたのが2022年。野村證券仕込みの営業力を武器に、たちまち多数の指名客を持つ売れっ子になった。

 

「お客様のなかには、経営者や上場企業の役員、個人投資家の方も多いんです。もちろん、守秘義務は厳守していますし、お客様が経営する会社の株には、手を出さないようにしています。それでもいまは、証券会社にいたとき以上に、投資のヒントに出合う機会が増えました」

 

 そう語るきこさんに、“準キオクシア”のようなお宝銘柄の探し方を手ほどきしてもらった。

 

■サンリオを損切り! 「好き」だけで買うのはNG

 

「こんなに株価が上がるまでは、初心者の方には『身近な銘柄から買ってみましょう』と助言することが多かったんです。ただ、同世代の女性に相談されて、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドをすすめたら、その後に大きく下がってしまって……。私もサンリオのキャラクターが大好きで、昨年買ったんですけど、IP(知的財産)市場が悪化したタイミングで、結局、損切りしちゃいました。いまは、『好き』だけで買うのはおすすめできないですね」

 

 では、初心者は何を参考に銘柄を選べばいいのだろうか。

 

「いちばんおすすめなのが、YouTube番組です。私が観ているのは、ブルーモ証券CEOが解説する『中村仁の投資アカデミー』や『PIVOT』、楽待や松井証券の公式チャンネルなど。気になるアナリストを探すのもいいと思います。私も1年ほど前から、投資家でインフルエンサーの田端信太郎さんのチャンネルに週イチで出演しています。出るたびに、知識がアップグレードされるのを感じます」

 

 その田端氏が提案していたのが、街で見かけたり、実際に体験したりした情報を、銘柄選びのヒントにすることだ。

 

「最近はまた調整(下落)していますが、田端さんがユニバーサル園芸社を買ったのは、たまたま営業に来られた方と話したことがきっかけだそうです。オフィスなどに観葉植物をレンタルし、メンテナンスもしてくれる会社ですね。

 

 また、私は野球観戦が趣味で、5、6月はそれぞれ7試合も観戦したほど。全部、同伴なんですけどね(笑)。そこで買ったのが、SQUEEZE。北海道のエスコンフィールドの隣でホテルを運営していて、予約が取れないほど人気だそうです。都内では無人ホテルを展開しています」

 

 ただ、先ほど語ってくれたように、いくら自己責任とはいえ「好き」だけで買うのはNG。そこで軸にするべきなのが、きこさんも「この10年以上欠かさず読んでいる」という日本経済新聞や、東洋経済新報社が年に4回刊行する「会社四季報」だという。

 

「日経のマーケットデータ面だけは毎日、欠かさず読んでいます。いちばん上昇した業種と下落した業種、売買代金の推移を見ていると、市場がどこに期待して、どこを警戒しているのかが見えてくるんですよ」

 

「四季報」は、気になった会社の“答え合わせ”や、魅力的な会社を見つける“宝探し”として利用している。

 

「気になる会社を調べて、『連続増配』『最高益』といったポジティブな見出しが並ぶ会社は100株だけ買うことが多いです。そのほか、たとえば『AI』や『半導体』など市場テーマを決めて、その関連銘柄に付箋を貼りながら読んでいますね。

 

 2026年、私が買っていちばん利益が出たのは、量子コンピュータ向けレーザーなどを作っているオキサイド。最新の『四季報』にも、『続伸』と書かれています」

 

 現在。きこさんが保有している銘柄は、誰もが知るメガバンクもあるものの、なじみのない企業も多い。

 

「保有銘柄のなかで、たとえば伊勢化学工業はヨウ素、ファナックは工作用機械で、世界有数のシェアを持っています。いま持っている銘柄の半分以上は、『四季報』などで調べて『ニッチな業界で、シェアトップか』を基準に選んでいます」

 

 元証券会社勤務というニッチなキャラながら、“メディア露出日本一”をうたう「JUNGLE TOKYO」でもトップを目指すきこさん。現在の運用資産は1.2億円に上る。

 

「資産5億円を達成すれば、キャバクラの仕事は引退するつもりです。いまの相場なら、あと3年くらいかな?」

 

 シャンデリアの下で、きこさんの“投資指南”を聞ける時間はあとわずか――かもしれない。

 

写真・福田ヨシツグ
取材協力・JUNGLE TOKYO GINZA

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出典元: 週刊FLASH 2026年7月21日号

著者: 『FLASH』編集部

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