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ガンにも花粉症にも…「オーソモレキュラー」の有効度ライフ・マネー 投稿日:2018.06.22 09:00

ガンにも花粉症にも…「オーソモレキュラー」の有効度

 

「人類が農耕を始める約1万年前まで、穀物、つまり糖質を摂取することは、ほとんどありませんでした。人類の体は、当時の糖質摂取に適していない状態から、変化していないのです」

 

 日本の糖質制限治療の第一人者である、高雄病院(京都府)の理事長・江部康二医師は語る。江部氏の主張は「糖質の過剰摂取こそが、さまざまな疾患の原因だ」というものだ。

 

 

「糖尿病、ガン、認知症だけではありません。糖質制限により改善できる病気は、ほかにも多いのです」

 

■糖質制限のメカニズム

 

 糖質制限は、どのようなメカニズムで、病気の治療に効果を発揮するのだろうか。1999年から日本国内で糖質制限を治療に取り入れている江部氏に、その仕組みについて聞いた。

 

「高血糖状態になると、活性酸素が発生して血管が傷つき、全身の血流、代謝が悪くなります。最近は、ふだんの血糖値が高くないのに、食後だけ血糖値が乱高下する『食後高血糖』が問題になっています。

 

 食後高血糖は、空腹時の血液検査では判明しにくく、一般的な糖尿病の治療で推奨されているカロリー制限食では改善できません。糖質制限をすることによって、この食後高血糖を抑えることができるのです」

 

 食後高血糖の人は、食後に急激な眠気を訴えることが多い。これを改善できれば、居眠りによる交通事故も減少し、生産性の向上も期待できるという。

 

■ガン治療に有効なオーソモレキュラー

 

 さらに近年、さまざまな病気に効果的だとして注目を集めている、糖質制限をベースにした栄養療法がある。「オーソモレキュラー」というものだ。

 

 ガン細胞はブドウ糖を栄養源として増殖するため、ガンの治療については糖質制限が効果的だ。オーソモレキュラーでは糖質制限に加え、高濃度のビタミンCを点滴する。

 

『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』(光文社)の著者である、新宿溝口クリニック院長(東京)の溝口徹医師に聞いた。

 

「ビタミンCが出す過酸化水素が、ガン細胞を殺すのです。正常な細胞は、『カタラーゼ』という酵素が過酸化水素を分解するため、ダメージを受けません。もちろん、すべてのガン細胞を死滅させられはしませんが、元気な状態で過ごす期間を延ばすことができます。

 

 余命数カ月といわれて来院されたステージIVの患者さんが、数年間、生きられた、という例も多々あります。抗ガン剤で極限まで体力を奪われた方も、見違えるように元気になりますよ」

 

■うつ症状の改善

 

 オーソモレキュラーが有効なのは、ガン治療に対してだけではない。多くのサラリーマンにとって、けっして他人事ではない「うつ症状」にも、糖質が深く関わっているとされ、この療法が効果的なのだ。

 

「最近では、体がうまく血糖値をコントロールできないと、うつ症状など心のトラブルを起こしやすい、ということがわかってきました。また、糖尿病患者の31%は抑うつ傾向にある、という報告もあります、いまや、うつ症状は、糖尿病の合併症のひとつだとされているのです」(溝口氏・以下同)

 

 糖尿病のリスクを減らすために、血糖値をコントロールできる体にすることは、うつ症状を抱える可能性を減らすことにもつながる。

 

「糖質制限が、うつ症状の予防になるということです。すでにうつ症状を抱えている方も、糖質制限をすれば改善します。そのためにもぜひ知っておいていただきたいのが、精神科医による “誤診”があることです。

 

 血糖値の乱高下が原因で気分が悪くなったり、不安になったりしているのに、表面上の症状を見ただけで、パニック障害やうつ病などと診断をされ、薬を処方されることがあります。当然、症状の改善は見られません」

 

 結果、次々と薬が処方され、苦しいのに見当違いの薬を飲み続けなければならないこともあるという。

 

「精神科の診断のガイドラインに、血糖値をチェックする項目がないことが問題です。精神科で多くの種類の薬を処方され、飲んでいる方は、血糖値の変動についても調べてみてください」

 

 5月13日に亡くなった、カナダの女優、マーゴット・キダーさん(享年69)。映画『スーパーマン』(1978年)などでヒロインを務めた彼女は、1992年に事故に遭い、その後、双極性障害を発症した。

 

「オーソモレキュラーの提唱者である、カナダのホッファー医師の指導のもとで、食生活を見直したそうです。後年、名脇役としてみごと復帰されました。『今まで何を食べていたか』と医師に聞かれ、ハッとしたそうです」

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