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藤井聡太七段を倒す若手棋士は誰か?森下卓と深浦康市が対談ライフ・マネー 投稿日:2018.07.29 13:00

藤井聡太七段を倒す若手棋士は誰か?森下卓と深浦康市が対談

 

 タイトルホルダーならいざ知らず、30歳以下で藤井聡太七段の前に立ちはだかる棋士は? 2人の大棋士、森下卓と深浦康市に酒をすすめつつ聞き出した本音トーク。専門誌では書けない秘話も飛び出した!

 

 

ーー今日は将棋界の “ご意見番” である森下九段、深浦九段にお越しいただきました。

 

森下 ご意見番なんてとんでもない(笑)。はぁ〜、藤井君に勝てそうな棋士を関東、関西で番付ですか。

 

深浦 これは難しいですねぇ。昨年末の対局で私が彼に勝ったとき、師匠の杉本(昌隆)さんからメールがありました。「(藤井には)いい薬になりました。ありがとうございました」と。

 

森下 私も先日、深浦君の弟子(佐々木大地四段)にいい薬を。

 

深浦 いえいえ、ありがとうございました。

 

森下 やはり前途有望な若手と当たると、無様な将棋は見せられない。

 

深浦 若手を見ていても、藤井戦のときはモチベーションが上がっているのを感じます。

 

ーーお酒も進んでいますので、そろそろ番付のお話を。

 

森下 このお酒は山形の地酒ですね。昔、天童にも恋した女性がいたなぁ。

 

深浦 番付の話をしましょうよ(笑)。私が期待するのは、まず糸谷哲郎八段です。相手が誰とか、雰囲気にのまれることのない無頼派の棋士かと。菅井竜也王位は研究熱心でありながら、型にとらわれない力戦派。あと、将棋への厳しさから“軍曹”と呼ばれる永瀬拓矢七段。

 

 この3人のようなタイプのほうが、藤井君は苦戦するのでは、と思います。豊島将之八段のような優等生タイプよりも、突き抜けたタイプですね。佐藤天彦名人も強いですが、1月に朝日杯で負けた印象が強い。

 

森下 糸谷君は相当強いですけど、勝負に淡白なのが気になります。(30歳以下の棋士リストを見て)う〜ん、正直言って藤井君を負かすのは厳しいと思います。永瀬君、菅井君が最有力だと思いますが。

 

深浦 その2人は将棋の勉強量で、藤井君を凌駕していると思います。公式戦でも負けていない。増田康宏六段(森下の弟子)も有力だと思いますよ。

 

森下 増田は有力ですが、弟子なので私からのコメントは控えさせてください。現状では東の大関はタイトルホルダーの中村太地王座。西は将棋の緻密さで豊島君でしょうか。

 

深浦 藤井君の連勝を止めた佐々木勇気六段、タイトルを獲得した高見泰地叡王もこれからもっと伸びると思います。あと、東京だと青嶋未来五段。関西で澤田真吾六段、千田翔太六段。

 

 でも5年先、10年先を見るなら、この番付の横綱は「まだ見ぬ少年」だと思います。小さいころから詰将棋に没頭して、ソフトによって強くなっていく。藤井君ですら想像もつかないような、まだ見ぬ存在かもしれません。

 

森下 藤井君のすごいのは、あのテレ〜ッとした感じですよ。茫洋としていて、こんな奴が本当に強いのかというような雰囲気でいる。羽生さんは若いときから、顔つきが鋭かった。

 

 私は藤井君に「羽生善治を抜くつもりなら高校に行っている時間はあるのか」と言ったことがあります。彼は深く頷いていました。目指しているものが、普通にタイトルを一つ二つ獲る次元じゃないと思う。

 

 羽生さんや囲碁の井山裕太七冠らが極めようとしている領域。そこにたどり着くには、空白の時間を作るわけにはいかないんです。それを意識していると思います。

 

 今の若手が本気で藤井君に勝とうと思ったら、最低でも1日12時間は将棋漬けにならなければ駄目です。私や深浦君も、羽生さんに立ち向かうためにそれくらいやってきました。危機感を強めなければ、藤井君やその次の世代に、飛び越されてしまうかもしれません。

 

深浦 脱線しまくりでしたが、最後はちゃんと締めましたね。

 

もりしたたく
1966年7月10日生まれ。51歳。福岡県出身。故・花村元司九段門下。12歳で奨励会入会。17歳で四段昇段。1990年には勝率、最多勝、最多対局の3部門で1位。2017年には史上11人めの通算900勝達成。A級在位10期

 

ふかうらこういち
1972年2月14日生まれ。46歳。長崎県出身。故・花村元司九段門下。12歳で奨励会入会。19歳で四段昇段。2007年、王位戦で羽生善治を破り初タイトル獲得。翌年も連覇。2017年、通算800勝達成。A級在位は通算10期

 

(週刊FLASH 2018年7月10日号)

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