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秘蔵カラー写真で見る「60年前の日本」新宿伊勢丹屋上
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.23 20:00 最終更新日:2018.10.23 20:00
1956年3月、駐留米軍の軍属として初来日したJ・ウォーリー・ヒギンズ氏は、日本人女性と結婚後、国鉄の国際部の仕事を手伝うようになった。鉄道好きだったヒギンズ氏は、以後、趣味と実益を兼ねて日本中を旅し、当時貴重だったカラーフィルムで、鉄道写真を中心とした日本の風景を撮り続けた。
その貴重な写真を、順次公開していく。
1959年当時、東京のバスルートはかなりたくさんあった。都営だけでなく東急や西武などが、東京の中心部から、それぞれの会社が開発した山手線の外側の地へとバスを走らせていた。
写真で、都電が走っているのが明治通りだ。手前の通りは拡張工事の真っ最中。この通りの左奥が歌舞伎町だ。
当時の東京には、数は少なかったが、トロリーバスも数年の間、走っていた。都電の右側に見える緑色の車体がトロリーだ。トロリーは、十分活用される前にバスと地下鉄に飲み込まれてしまった。
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以上、ヒギンズ氏の新刊『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』(光文社新書)から転載しました。半世紀以上の歳月を経て、なお色褪せない6000枚の中から、選りすぐりの382枚を、当時の思い出話とともに公開します。
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