ライフ・マネー
携帯料金「家族4人で月280円」を実現させた男が裏技指南
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.27 16:00 最終更新日:2018.10.27 16:00
さて一方、楽天モバイルやLINEモバイルなどの、安さをウリにした「格安SIM」のキャリアはどうだろう。確実に事業者数は増えてきているが……。
「じつは格安SIMの基本プランは、電話が『かけ放題』になっておらず、プランに含まれるわずかな無料通話分も、オプションをつけて専用のアプリでかけなくてはいけないのです。
いままでの感覚のまま、着信履歴から折り返して電話をかけると、30秒あたり20円が加算されてしまいます。
大手3社の電波の隙間を利用しているため通信速度も遅くなりがちですし、端末も最新のものはありません。
格安SIMは、電話もパケットも使わないという人には向いていますが、そうでない人は、逆に料金が高くなってしまうことも多いのです」
これなら、大手キャリアから大手キャリアに乗り換えたほうが、まだ安くできそうだ。ここで鮎原氏は、だれもが簡単に携帯料金を見直すために、サブブランドへの乗り換えがおすすめだと話す。
「Yモバイルなら電話が10分かけ放題、パケットが3ギガついて1980円。UQも5分かけ放題、パケット3ギガで1980円。電話も専用のアプリは不要ですし、関連会社のため通信速度も大手とほぼ変わりません。
端末をほぼ0円で手に入れれば、月に携帯料金を1万円以上払っているのが、いかに異常事態かわかりますよね」
月8000円の削減なら年間で9万6000円。10年分なら約100万円にもなる。ここで、モデルケースとして、実際に鮎原氏が見直しをした事例を、「家族4人で月額280円」の事例に加えて2つ紹介する。
●大手(docomo)7400円/月 → 大手(au)2980円/月に!
「端末はiPhone8を買いたいとの希望でしたので、大手キャリアを選択しました。docomoからauへ乗り換えることで、iPhoneを一括0円で購入。大手キャリアで携帯料金を安くするためには、端末代金を安く済ませるのがとにかく大事です。
長電話もなく、パケットも2ギガ以下でしたので、auのライトユーザー向けの『ピタットプラン』に『スーパーカケホ』で基本料金は3980円。さらに、自宅にJ-COMのインターネットを入れると1000円引きになるauのサービスを利用しました」
●大手(docomo)1万284円/月 → サブブラランド(Yモバイル)2730円/月に!
「パケットを比較的多く使う方で、5ギガの契約でしたので、『電話10分以内かけ放題』と『パケット9ギガ』がついて2980円のYモバイルのプランに変更。
長電話もする方でしたので、オプションの『スーパーだれとでも定額』を選択。これをつければかけ放題になり、長電話も問題ありません。
一方で端末へのこだわりはありませんでしたので、割引が残る端末を特価販売で購入し、端末代金は実質マイナスに。HUAWEIは中国製の端末ですが、画面が大きくきれいで喜んでいただけました」
どの見直しプランに自分が当てはまるか、検討してみてほしい。月々の携帯料金が、豪華旅行や住宅ローンの繰り上げ返済になっているかもしれない。
(週刊FLASH 2018年10月9日号)