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「ムー」編集長の超常現象スクープ「2025年はユートピア」説も
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.18 11:00 最終更新日:2018.11.18 11:00
UFO、超能力、古代文明ーー40年におよぶ歴史のなかで、「ムー」はさまざまなミステリーの真相に迫ってきた。編集長の三上丈晴氏が、その禁断の歴史を振り返る。
「弊誌が扱うミステリー現象の数々は、すべて取り扱いが難しいものです。『本当にある』と作り手が押しつけると、読者はドン引きしてしまうレベルのものばかりです。
写真を掲載できれば読者の反響も大きいのですが、政府機関や公にできない研究団体からの入手には、しばしば危険がともないます。
陰謀論や予言の解釈をめぐって、トラブルに見舞われたこともありました。『これは誰も知らないヤバい真実にふれてしまった』と確信することも、じつは何度かありました」(三上氏、以下同)
そんな「ムー」で大きな反響があったトピックスを紹介する。
【UMA】
UMAとは「未確認動物」のこと。それは「ただ珍しいだけではない」と三上氏は語る。
「北米取材ではビッグフットの足型を入手し、その実在を確信しました。しかし、UMAはじつは環境問題なんです。存在するならば、彼らは絶滅危惧種であり、保護しなくてはならない生物なのです。ユネスコ案件となったUMAの例もあります」
代表的な記事は、1987年9月号「ビックフットの正体を追う!!」。身長2メートル超、毛むくじゃらのビックフッドの姿がとらえられているだけでなく、足跡の型取りが原寸大で掲載され、世間の度肝を抜いた。
【超古代文明】
「1万2000年前、最終氷期の末期に超古代文明が存在していたことは、ほぼ証明されつつあります。消滅の原因は、彗星激突や大洪水による気候変動。
従来『斉一論』の立場から、文明はゆっくりと進化してきたと考えられていましたが、急激な変化があったという『激変論』に基づく古代史研究も注目されています」
代表記事は、2012年2月号「大ピラミッドと太古宇宙戦争の謎」だ。「ピラミッドは宇宙エネルギーを利用した古代の超兵器だった」という説が徹底検証されている。ピラミッドの頭頂部は、エネルギー充塡装置だったのかもしれないのだ。
【終末思想】
終末思想は現代の国際問題の分析に直結している、と三上氏は力説する。
「ユダヤ教やキリスト教、イスラム教は聖書を聖典としています。聖書の世界観や終末論をベースにして、いまも欧米や中東の未来は予測されています。
1999年、2012年の終末こそ回避できましたが、現代の国際問題なども、そうした視点からの分析も必要でしょう」
代表的な記事は2つ。1つめは1999年8月号の「ノストラダムス最終大予言1999」。1999年7月を目前に控え、大胆にも予言の再解釈と検証が敢行され、「1999年が終末ではない」という仮説が実証されている。
もうひとつは、2012年12月号の「2012年12月23日 マヤ予言最終結論」だ。マヤ文明の人類滅亡説が再検証され、象形文字に、2025年はユートピアだと書かれているという説が紹介された。
(週刊FLASH 2018年11月13日号)