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【家計費ビフォーアフター】カーシェアにしたら年32万円安
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.19 16:00 最終更新日:2018.11.19 16:07
月々はほんの少しの差でも、「塵も積もれば」で10年後に何倍もの差になるのが、家計の固定費。
ガソリン代の高騰、税金、保険、駐車場代と、家計の大きな負担になるのが、マイカー維持費だ。
「地域によって、車の必要性は変わってきます。生活に必須であっても、選び方によって維持費は抑えられます。
自動車税なら排気量の小さい車、エコカー減税の対象となる車を選ぶ、軽自動車を選ぶことで税金を減らせる。任意保険料も年齢条件や運転者限定などの細かい設定を見直すと、ムダをカットできるはず」(FPの横山光昭氏・以下同)
ためしに本誌記者が、マイカーを話題のカーシェアリングに変えるシミュレーションをした
自動車保険は、新車のマツダ・デミオ、6等級S、50歳以上、家族が運転、免許種はブルー、車両保険なしという条件で、マイカーの年間維持費は50万9630円だった。以下が詳細だ。
・自動車税/年3万4500円
・自動車重量税/年1万6400円
・自賠責保険/年1万5520円
・自動車任意保険/年3万5210円
・点検費用/年1万8000円
・車検費用/年3万円
・駐車場代/月2万円で、年24万円
・燃料代/年12万円(1リットル150円とし、月間走行距離800キロ、燃費リッター12キロの条件)
これをカーシェアリングに変えた場合、費用は月額利用料1万6080円、年間では19万2960円になる。以下が詳細だ。
・タイムズのカーシェアリング「タイムズカープラス」の家族プラン(住所を同一とする家族なら誰でも使用できる)
・ベーシッククラス(デミオ、プリウス等)利用
・1カ月あたり4回の利用
・1回あたりの利用時間を6時間
1年間の維持費の差額は31万6670円で、10年後にはなんと316万6700円にものぼる。もちろん車両購入費は別だ。
カーシェアリングの普及はめざましく、いまや車両ステーション総数が全国約1万5000カ所、車両台数が約3万台、会員数が約132万人にまで増えている。
マイカー所有欲を満たすためだけには、あまり大きい額……。要検討だ。
(週刊FLASH 2018年11月13日号)