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【駅そば東西対決】満腹でも、もう一杯「具材」豊かな12店
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.22 16:00 最終更新日:2018.11.22 17:24
関西で定番の「きざみそば」は、味をつけない細切り油揚げをトッピングする。つゆをたっぷり含むので、油揚げと出汁が調和した香りを楽しめる。
【関西の名店】
●阪神そば(阪神電鉄尼崎駅)
きざみそば(310円)
刻み揚げは、フライパンで軽く炙ってからトッピング。ひと手間かけて香ばしさを強める、丁寧な仕事に感動する
「梅そば」は逆だ。梅干しのエキスがつゆに拡散し、丼全体が爽やかな酸味に包まれる。素材そのものの香りより、出汁の香りとのマッチングを楽しむのが関西流なのだ。
【関西の名店】
●麺2(JR北新地駅)
梅わかめそば(330円)
常連客には「梅若」の略称で親しまれる。さっぱりしたヘルシーなメニューでありながら、味覚的なインパクトは絶大!
極めつきは、十三駅にある阪急そば若菜の「ポテそば」だ。2015年に発売されるや、おもに若者の間で「斬新すぎる!」と話題に。フライドポテトの塩味と香ばしさが、意外なほど出汁の香りと調和する。
【関西の名店】
●阪急そば若菜(阪急電鉄十三駅)
ポテそば(380円)
揚げたてアツアツのフライドポテトは、別盛り提供。全部そばに乗せて食べるもよし、一本ずつつゆに浸しながら食べ進めるもよし
東も西も、魚介系のトッピングは生臭みの解消が課題になる。関東では、天ぷらにすることが多い。東神奈川駅にある、日栄軒の「穴子天そば」がその好例。天ぷらにして、さらに柚子皮を添えて香りを加えることで、臭みを消して旨みを残す。
【関東の名店】
・日栄軒(JR東神奈川駅)
・穴子天そば(530円)
創業100年。丼からはみ出す一本揚げに、醬油の余韻が残るつゆが絶妙。満腹なのにもう一杯食べたくなる
西葛西駅にある、やしまの名物メニュー「あさりそば」は、アサリのむき身を出汁で煮て、刻み海苔を添える。どちらも、調理と、別の香りを添えるというダブルパンチで臭みを消している。
【関東の名店】
●やしま(東京メトロ 東西線西葛西駅)
あさりそば(440円)
50グラムほどのアサリを、惜しげもなくトッピングする。出汁で茹でて臭みを消しつつ、潮の香りは生かしてあった