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治療効果の根拠なし「がん免疫療法」インチキ医院の見分け方ライフ・マネー 2018.12.10

 

 実際、こんなケースもあったという。

 

「ある女性患者が、免疫療法を受けたいとこう言ってきました。『歯医者さんだって、銀歯の代わりにインプラントを入れる自費診療がある。私が免疫療法を受けるのはそれと同じ』だって。

 

 結局、『根拠がない、インチキだと言うけど、だったらなぜ、厚労省はそんな治療を許しているの? 悔しい』と言いながら、彼女は亡くなっていきました」

 

 厚労省は免疫療法などの医療広告に関して、噓や大げさな表示がないかを監視する「医療機関ネットパトロール」を実施している。

 

 そのパトロールの委託先機関に問い合わせると、「年度末に公表するので相談内容についてお話しできない」との返事だった。どれだけ実効性があるのか疑わしい。

 

 怪しげな治療を受けた結果、悲惨な目に遭う患者や家族も数多い。

 

 膀胱がんの患者Aさん(60代・男性)は主治医から「1カ月もたない」と宣告されていた。ひどい痛みに悩まされていたAさんの病室を職場の同僚が訪ねてきて、一冊の本を置いていった。


 
 著者は都心で免疫療法のクリニックを構えていた。そこで治療を受けたいというAさんに、奥さんが反対すると、Aさんは「カネが惜しくて俺を死なせるのか……」と家族をなじった。

 

「結局、免疫療法を受けることになったんですが、容態は悪くなる一方で、Aさんは亡くなりました。

 

 治療費は200万円以上かかったそうですが、それ以上に、仲のよかった家族が分断されてしまったショックで、娘さんは体調を崩してしまったそうです」(片木さん)

 

 インチキ免疫療法がはびこるのはメディアの責任も大きいと、大場医師は問題視する。

 

「もし金融詐欺だったら新聞の広告に載らないでしょうが、医療詐欺ともいえる広告はしょっちゅう載っています。テレビでもインチキ療法を『夢の最新治療』と持ち上げる番組が目につきます。この影響は大きい」

 

 本誌は「免疫療法」を宣伝している、有名クリニックに取材を申し込んだ。クリニックは「院長が取材を受ける」と回答し、具体的な日時まで示した。

 

 だが質問状を送ると一転、「スケジュールの都合がつかない」と言ってきたのだ。以下が質問の一部である。

 

〈御クリニックのがん免疫療法の有効性について、データの疑義や素人医師による詐欺的商法とのがん専門医の指摘がありますが、こうした指摘についてご見解を伺いたいと思います〉

 

 やましいところがないのなら、ぜひ取材に応じていただきたい。

 


(週刊FLASH 2018年12月4日号)

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