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いくら食べても料金一緒「定額制飲食店」あんな店こんな店

ライフ・マネー 投稿日:2018.12.10 16:00FLASH編集部

いくら食べても料金一緒「定額制飲食店」あんな店こんな店

 

 いま大ブームの「サブスクリプション=定額制サービス」。音楽や動画、トレーニングジムなどが定番だったが、ここにきてその範囲を急拡大させている。いったいいくら得なのか、徹底検証する。

 

「多い方は毎日。皆さん月18杯前後は利用していただいています」

 

 

 野郎ラーメンの担当者はリピーターの多さに目を丸くする。取材時に居合わせた留学生の劉さん(25)が利用頻度を語ってくれた。

 

「10月は17杯。日本のラーメンは美味しいから、毎日でも大丈夫」

 

 野郎ラーメンでは、月額9288円(税込み)で1日1杯、3種類のラーメンのどれかが食べられる定額サービスを実施中だ。劉さんが17日間880円(税込み)のラーメンを食べていたとしたら、5672円の得。11杯食べれば元が取れる。

 

 続いて紹介するのは、「柚柚~yuyu~」「なごや香」など320店舗を展開するアンドモワのサービス。30店舗が実施する飲み放題アプリで、価格は月額3000円(税込み)だ。購入店のみで利用でき、お通し+2品のオーダーが必要条件。

 

「500円のビールを月に6杯飲めば元が取れる計算です。一日で得してしまうお客様も」(アンドモワ広報担当者)

 

 多い店では客の2割が利用しているという。来店は2名以上がお得だ。

 

 また、東京・池袋の「トサカモミジ 池袋店」は、いくら飲み食いしても「1人上限2800円」という定額制を実施している。この店がふつうの食べ飲み放題サービス店と違うのは、数字ではっきりとお得ぶんを見せてくれる点だ。アラフォーとアラフィフの本誌記者が、2名で潜入した。

 

 生中(480円)で乾杯しつつ、名物の「酔っ払い鶏 骨付きもも肉焼き」(1080円)などをオーダー。1回に頼めるのは1人2品までだが、注文はすぐ通り、酒の提供も早い。

 

 貧乏性のアラフォー記者Aは1合780円の「銀盤 大吟醸」を徳利で頼み、アラフィフ記者Bはカクテル系を片手に肉類に箸を伸ばす。もうすぐ元が取れる……。

 

 1時間が過ぎたころ、Bの箸が鈍りはじめた。料理はどれも盛りがよく、揚げ物が中心。高額系ばかりを頼んできたツケが回ってきたのだ。慌てて「どっさりネギの冷奴」(380円)を注文するも、明らかに時機を外していた。

 

 結局、2名でアルコール17杯、料理10品。会計は税込み 1万3030円のところ、6048円に。約7000円得した。ペースダウンは痛手だったが、長々と印字されたレシートを受け取ると、謎の達成感が湧いてきたのだった。

 

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