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やるんじゃなかった仮想通貨「ああ700万円が500万円に」

ライフ・マネー 投稿日:2018.12.19 16:00FLASH編集部

やるんじゃなかった仮想通貨「ああ700万円が500万円に」

 

 昨年末の仮想通貨ブームに「乗り遅れるな!」とばかりに、虎の子をつぎ込んだ人も多いはず。その後の大暴落で、彼らはどうなった?

 


「『コインチェック事件』では、だいぶやられました」
 モデルや通訳の仕事をしているAさんは、約1年前の2018年1月、本誌に登場。「仮想通貨投資の成功者」として、札束を前に取材に応じた。

 

 

 しかしその直後に、大手仮想通貨取引所「コインチェック」がハッキングにより約580億円分の仮想通貨・ネムを盗まれた事件に巻き込まれてしまった。

 

 1年前の取材で、彼女は「約100万円でビットコインキャッシュ、リップル、ネムなどの仮想通貨を買い足した」と話していたが……。

 

「3月になって、取引所から日本円で補償金が返却されました。しかし事件前の価格が1ネム=150円くらいだったのが、補償金は返却時点での1ネム=約88円をもとに計算した金額しか支払われませんでした。

 

 おかげで、40万円ほどの損失です。それ以降、メインで利用していたコインチェックからは、預けていた日本円を全額、引き出しました。セキュリティが甘すぎる、という印象が今も拭えません」

 

 その後、8月に、保有していたビットコインの一部、300万円分を現金化。現在、保有している仮想通貨は、残りのビットコインとリスクのみだ。

 

「リスクは『リスクハブ』というウォレットで保管しています。面倒ですが、1度、痛い目に遭ったので、管理だけはきちんとするようにしています。また取引所がハッキングされて盗まれるなんて、こりごりですよ(笑)」

 

 これまでの仮想通貨の戦績は、元本がプラス700万円になった後、そこから200万円減少。トータルではプラス200万円になっている。仮想通貨の価格は下降線だが、やめようとは思わないという。

 

「月に1度、投資家が集まる勉強会に参加しているんですが、皆さん、保有したままです。現金が信用されていない国や開発途上国では、仮想通貨はよく使われているし、取引が記録されているので、履歴がクリアなんです。長期で考えれば、将来性があると思います」

 

 そんなAさんが、新しく気になっているのが「ステーブルコイン」。

 

「仮想通貨のデメリットは価格の変動が激しいことですが、ステーブルコインは、比較的、価格が安定しているのが特徴。日本ではこれからですが、世界中で注目されているんです」

 

(週刊FLASH 2018年12月25日号)

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