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やってみた仮想通貨「2億円→1000万円」のトホホ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.20 16:00 最終更新日:2018.12.21 14:48
昨年末の仮想通貨ブームに「乗り遅れるな!」とばかりに、虎の子をつぎ込んだ人も多いはず。その後の大暴落で、彼らはどうなった?
漫画家のたまきちひろさんは、2016年11月に知人の元証券マンにすすめられ、初めて仮想通貨を購入した。
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「当時、1ビットコインが8万円くらいでした。投資やギャンブルには興味も経験もなかったんですが、『非中央集権(国家のような絶対的な管理者が存在せず、ブロックチェーン技術によってビットコインの保有者全員が取引記録を管理する方法)』というシステムにときめいて、保険を解約し、貯金と合わせて200万円をぶっこみました」
その後、投資先の仮想通貨をビットコインからイーサリアムに乗り換え、順調に資産を増やしていった。ほかの仮想通貨にも手を伸ばし、2017年末に資産1億円を突破したところで、本誌の特集に登場していただいた。
さらに2018年1月には、総保有額が2億円にまで膨れ上がったという。
「一瞬ですけどね。その後すぐに大暴落しちゃいましたから。でも200万円が1年あまりで100倍ですから。私の場合、始めた時期がたまたまよかったんだと思います」
ほかの人たち同様、大暴落により、資産は一気に縮小。現在の保有額は、なんと約1000万円にまで減少してしまったという……。
「でも、原資の200万円はすでに2017年の時点で現金化しているので、今持っているのはオマケみたいなものだと思っています。
最近は、値動きもぜんぜんチェックしてないんですよ。この取材があるので久々に見てみたら、あまりに減ってるんで、びっくりしちゃいました(笑)」
とはいえ、一時は2億円もの資産を手にしていた、たまきさん。「あのとき、現金化しておけば……」とは思わなかったのだろうか?
「そういうことも、ちょっとは思いますよ。でも、もともとこんな値上がりを期待していたわけではなく、仮想通貨の将来性に投資したわけですから」
1年前の急騰ぶりは、やはり異常だったと感じている。
「完全な期待上げですよね。だから、これだけ下げるのも当然だとは思うんですけど、かといって今が適正価格かどうかもわかりません。
結局、仮想通貨の適正価格なんて、誰にもわからないんですよ。ただ、2018年は大幅に値下がりしましたけど、技術的には進歩しています。
世界的に見ても、アメリカでは仮想通貨やブロックチェーンに参入する企業はどんどん増えています。だから、私はまだ仮想通貨に期待しています。この後、仮想通貨がどうなっていくのか。ことの顚末を見届けるつもりです」
(週刊FLASH 2018年12月25日号)