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秋田犬ゴンとトラが振り返る2018年「世界が秋田を認めたね」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.28 20:00 最終更新日:2018.12.31 16:06
空前の秋田犬ブームに湧く秋田県。人気の秋田犬の中でも、ひときわ可愛いと話題になっているのがゴン(ゴン太)とトラ(寅次郎)だ。秋田県湯沢市の観光物産大使に就任し、写真集を発売するなど今年もっともホットな2匹が2018年を振り返る。
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ゴン「戌年もあと4日で終わっちゃうね」
トラ「今年は、秋田犬も秋田県も注目された1年になったね」
ゴン「読者の皆さんに先に言っておきますけど、秋田犬は秋田ケンではなく秋田イヌと読みますので、注意してくださいね!」
トラ「秋田犬が注目されたのは、なんと言っても平昌五輪のフィギュアスケート女子シングル金メダリストのザギトワ選手に秋田犬が贈られたこと。名前は『勝』と書いて『マサル』」
ゴン「読者の皆さんに先に言っておきますけど、マサルはメスなので、注意してくださいね!」
トラ「……それ、気に入ってるの? プーチン大統領も秋田犬・ゆめを飼っているように、ロシアでは秋田犬人気が急上昇中みたい」
ゴン「ハリウッド映画『HACHI 約束の犬』で海外での人気に火がついたって聞いたよ」
トラ「秋田県を盛り上げたことと言えば、12月に『男鹿のナマハゲ』がユネスコの無形文化遺産登録が決まったこと」
ゴン「大みそかの晩に藁を羽織った鬼が、包丁と桶を持って各家庭を訪ね回ることで、厄災をはらい、吉事をもたらす伝統行事ということなんだけど……」
トラ「字面でみると、おっかないね」
ゴン「このご時世、秋田県の外でやったら不審者扱いされるんじゃ?」
トラ「でも、青森県西津軽のナゴメタクレ、山形県遊佐町のアマハゲ、石川県輪島市や新潟県村上市のアマメハギも同じような伝統行事みたいだよ。
なんでも、囲炉裏で暖をとってばかりいると火斑(ナモミ)っていう赤い斑点ができることがあるんだって。働かずにゴロゴロしている怠け者を戒めるためにナマハゲがいるんだってさ」
ゴン「怖い顔しているくせに、けっこう真面目なヤツなんだね」
トラ「ヤツって! 神様だから!」
ゴン「秋田県を盛り上げてくれたと言えば、高校野球の金足農業高校!」
トラ「秋田県勢としては、103年ぶりに準優勝。来夏までの県内の経済波及効果は約104億円とも試算されているみたい」
ゴン「エースの吉田輝星選手は、日本ハムからドラフト1位指名。プロ野球を盛り上げてくれそうだね」
トラ「吉田選手は、甲子園の決勝前夜に『マウンドは俺の縄張り』と帽子のつばに書き込んだというけど、兄ちゃんの縄張りは?」
ゴン「こんなに寒いんだから、囲炉裏の前に決まってるでしょ~」
トラ「そんな怠け者はナマハゲに喝を入れてもらいな!」
秋田犬ゴンとトラ
ゴン太(3歳)と寅次郎(2歳)の秋田犬兄弟。2匹の愛くるしい姿がSNS上で話題となり、写真集『秋田犬ゴンとトラ あきたけんじゃないよ あきたいぬだよ』(講談社)が発売。秋田県湯沢市の観光物産大使に就任した。最新情報は公式Twitter(@akitainubrother)、公式Instagram(@ akitainu_gontora)に