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40代記者の「東京ナンパ聖戦記」初心者向けなら中野レンガ坂

ライフ・マネー 投稿日:2019.01.07 16:00FLASH編集部

40代記者の「東京ナンパ聖戦記」初心者向けなら中野レンガ坂

 

 歳を重ねるほどに合コンの機会がなくなり、女性との出会いが少なくなっていくのが、40を過ぎた男性の悩み。街コンなど出会い系パーティも、30代半ばまでがメイン層で、40代記者も、そういった場では完全に落ちこぼれだった。

 

 残されたチャンスは、ミドル世代の出会い系パーティや既婚者合コンぐらい。でも、同世代以上の女性と出会うよりは、やはり「自力で」「自然に」「若い女性と」出会いたい。その志を胸に、40代もまだ戦える最後の場所を求め、戦い続けている。

 

 

 少しでもみなさまの出会い活動に役立てればと、東京の飲み屋横丁で記者が体験した、女性たちとの「聖戦」をガチレポートする。自分で決めたルールはたったひとつ、「ひとり飲みの女性に声をかける」ということだけ。それではいざ、中野へーー。

 

 中野の飲み屋街というと、中野駅北口側から新井薬師方面に向かうサンモール商店街周囲にいくつかある横丁が有名。この一帯は通常の飲食店やスナック、キャバクラなどが中心で、男女の出会いの場としてはバーが数十店(少ないわけではないが……)ある程度だ。

 

 だが、中野で今最も熱いのは北口ではなく、南口のマルイ脇にある「中野レンガ坂」だ。中野レンガ坂はここ数年で急成長した飲み屋街。狭い区画に30軒近い飲み屋がひしめき合う。

 

 そのほとんどが、ここ2、3年でオープンした新規店だ。石原さとみが出演する東京メトロのCMで、「東京のお洒落な飲み屋街」として紹介されたことをきっかけに、中野では20代〜30代の女性がもっとも多い飲み屋街になった。

 

 この飲み屋街の特徴は、とにかく閉店が早いこと。一部のスナックやバーを除き、多くの店舗が午前1時前には閉店する。訪れる女性客も「朝まで飲む」という無頼派は皆無で、「明日の仕事や学校のために電車で帰る」という、まっとうな女性が多い。

 

 ということで、中野レンガ坂では「即」を狙うより、「回数を重ねて仲良くなる」という、じっくり腰を据えたアプローチのほうが有効だ。 

 

 記者はこの飲み屋街に出会いを求め、週3ペースで1年以上通っている。横丁の15店舗以上の店で飲み歩き、ひたすら女性と交流を求めた。結果として、最も出会いが多かったのは、意外にも、チェーン展開をしている「V」だ。

 

 カフェスタイルでワインやカクテルを提供する同店は、全面ガラス張りのため、入店前に路面から客の状況を確認できるのがよい。ちなみに、平日休日を問わず、どの時間帯もほぼ必ず女性の単独客がいた。ただし日曜日だけは、カップルやグループ率が高いので要注意だ。

 

 男性店員との交流を目的とした常連女性客も多く、一概には言えないが、カウンターで文庫本を読みながら一人飲みするなど、明らかに「ナンパ待ち」風の女性客もかなり多い。

 

 お勧めのスポットは、路面側に近い狭いカウンター部分や、喫煙者が陣取る店外テーブルだ。それらのポジションは、スタンディングのため、通常の席よりも気軽に声かけが可能なのだ。

 

 また、ここで飲んでいる単独女性に声をかけて、ツレなくされることは一度もなかった。外のカウンターはこの時期やや寒いが、喫煙女性が必ず店内席から出てくるため、そこで待機してフランクに声をかけ、距離を縮めることができた。

 

 一方、店内は狭く、混み合うことも多いため、いったん席に着いてしまうと、声をかけるための移動がしにくい。まずは店外のスタンディングゾーンで飲み、チャンスを伺うことをお勧めしたい。



 また、中野レンガ坂には『孤独のグルメ』に登場した人気中華料理店や、「野球居酒屋」など個性的な店舗が多く、2軒目の誘い文句にしやすいところもポイントだ。実際に記者は「カップ酒専門の店に行きませんか」「爬虫類バーがあるんですよ」などの言葉で女性を2軒目に連れ出すことに成功した。

 

 会社帰りにレンガ坂でナンパ待ちしつつ「ひとり飲み」をするというOLのTさん(32)は、「ここは中野駅の目の前だから、ひとりでも安心して飲める」という。

 

 銀座コリドー街のように、ドレスコードや値段で入店を躊躇するような敷居の高い店はなく、新宿ゴールデン街のような「面倒な常連がいる」店もない。1軒でのコストも、(飲みすぎなければ)だいたい2000〜3000円前後だ。

 

 中野レンガ坂は、仕事帰りから終電までの時間を、ナンパ待ちしながらひとり飲みに興じる女性が多く、条件がよい。初心者でもちょっと勇気を出せば、十分戦える。

 

 なお、前出の「V」以外では、バル「B」も単独女性客が多くておすすめ。「中野駅から1分以内」という立地に加え、じっくり関係を築いたあかつきには、「ラブホテルからも2分以内」ということを追記しておこう。記者も、レンガ坂の聖戦を勝ち抜き、何度もお世話になりました。

 

 お隣の東中野駅南口近くにも「V」があるので、最近はそちらにも足をのばしている。記者らしき人物を見かけたら、胸のうちでピースサインを送ってほしい。大志ある壮年たちに、酒場の幸運を。

 

【横丁データ/中野・中野レンガ坂】
●店舗数:35店舗(飲み屋以外も含む)
●女性層:20代〜40中心
●男性層:30代〜50代中心
●ポイント
・最近のリニューアルや東京メトロCMで紹介されたことで20代女性グループが急増
・オープンガラスの路面店が多い
・ハシゴ酒に誘いやすい個性的な店舗が多い

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