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風邪に効きめが薄い「3種の神器」うがい薬、ビタミンC、かぜ薬ライフ・マネー 2019.01.09

 

 年末年始は楽しみなイベントが目白押しだ。そんなときに限って、体調に異変が起こるのはなぜなのか。1年の疲れや、寒暖差、夜晩くまでの飲食により、免疫力が低下していることも大きな原因ではある。

 

 しかしじつは、日常のふとした行動にも、その体調不良の原因が潜んでいる。書籍『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』著者で、病理専門医の資格を持つ、医療機関再生コンサルタントの裴英洙氏が、風邪に効くと信じられている薬や成分の摂取について、警鐘をならす。

 

 

「風邪の予防のためにうがい薬を使われている方、結構いらっしゃると思います。じつは、うがい薬と水道水、どちらでうがいをしても効果は同じ、という研究結果が報告されています。

 

 医師でも、うがい薬を信奉して、患者さんに徹底される方がいまだに多いのですが、科学的エビデンスにおいては効果がない、ということです。ただし、薬があることにより、うがいをするときっかけ作りに使えるという効果はありますね」

 

 風邪のひきはじめに摂ろう、というあの成分にも、落とし穴がある。

 

「風邪のひきはじめにビタミンCを摂れば治る、という知識が普及していますが、正しくありません。

 

 こちらも、ビタミンCと風邪症状の関係をきちんと調査した研究があり、結果は『ビタミンCを適切量摂取すると風邪をひいている期間が6%短くなる』というものでした。

 

 6%効果があるから『嘘』ではないですが、たとえば3日風邪をひいていたら4時間ちょっとですよ。含有量が薄い市販のドリンクでは足りませんし、濃縮されたビタミンCを買おうとすると、コストに見合わないというわけです。

 

 また、『ビタミンは摂れば摂るほどいい』という信奉がありますが、それもおすすめしません。ビタミンの過剰摂取には、副作用の恐れがあります。

 

 ビタミンCでいえば摂りすぎると下痢が出やすくなりますし、ビタミンAやDは油分にしかとけない脂溶性ですので体に残り、さまざまな害を及ぼします。

 

 怖いのは風邪よりむしろ、テレビ番組や雑誌で『いい』と言われたものに飛びついて過剰摂取をする、日本の風習ですよ」

 

 さらに、いざ風邪をひいてしまったときに頼る「かぜ薬」にも問題があるという。

 

「そもそも、風邪に根治薬は存在しません。逆に開発できたら、間違いなくノーベル賞をもらえます(笑)。ですから、市販のものも医師の処方薬も、現存するかぜ薬は『対症薬』なんです。

 

 たとえば熱に苦しんでいたら、解熱剤を飲めば熱は下がります。でも、治ったと思うとまたすぐ無理をするでしょう? それが一番の悪循環なんです。

 

 月並みですが、楽になるには睡眠をとることです。これは正しい知識ですが、やっぱり『睡眠に勝る良薬なし』なんです」


 英洙(はい えいしゅ)
1972年生まれ 医師にして医療機関再生コンサルタント。金沢大学医学部卒業後、医師として勤務。その後、同校大学院医学研究科を修了し、病理専門医(=病気の原因を究明する医師)に。さらに、慶應義塾大学大学院経営管理研究科を修了し、医療機関への経営支援などをおこなう。医療に関する著書も多数

 

※『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』(ダイヤモンド社)が発売中

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