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【食堂のおばちゃんの人生相談】50歳・アパレル勤務のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.11 11:00 最終更新日:2019.01.11 11:02
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/虹さん(50)アパレル】
半年ぐらい前から友人と「飲もう」と話しているのに、不思議なほどお互いのタイミングが合わない。もしかして私を避けているのかと疑ってしまう。そう尋ねれば、もちろん彼は否定するが、本当はどうなんだろう?
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【山口先生のお答え】
疑心暗鬼ってやつですか。私は単純にタイミングが合わないだけだと思いますよ。いつも相手が一方的に都合が悪くなってキャンセルするなら別ですが、「不思議なほどお互いのタイミングが合わない」と仰っているので。
現代人、忙しいんですよ。まして虹さんは50歳。ご友人も同年代ですね。その年齢になるとそれなりのしがらみが出来て、雑事も増えるし、仕事や家族の都合に振り回されることもあるでしょう。
私は食堂勤務時代に仲良くしていたスタッフには、今でも新刊が出ると送っています。その度にお礼の電話をいただいて「今度ご飯でも」となるのですが、なかなか実現しません。
皆さん家庭があり、仕事を持っている人もいて、気が向いたときにパッと会うって、難しいんですね。食堂時代は暑気払いと忘年会は恒例だったんですが。
ただ、高校の同窓会と女子会はずっと続いてるんですが、それは1カ月以上前から期日を決めて、幹事さんと連絡を取り合っているからです。お陰様で当日ドタキャンする人はほとんどいません。
虹さんもいっそ同窓会方式で、他に友人を2、3人誘って、皆で相談して日を決めてみたらいかがですか? それでも会えないようなら、好き嫌いの問題ではなく、お互いに縁がなかったのだと思って、忘れましょう。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都・千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。最新刊『婚活食堂』が発売中