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【食堂のおばちゃんの人生相談】50歳・事務職のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.25 11:00 最終更新日:2019.01.25 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/カラスさん(50)事務職】
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会社に、臭いに反応して動く空気清浄機があります。ほかの人が近づいても動く確率は半々ですが、私が近づくと、100パーセント作動します。自分では気がつかないですが、じつは私はクサいんでしょうか?
【山口先生のお答え】
う~ん、困りましたね。私は実際にカラスさんにお目に掛かっていないので、クサいかどうかわからないし……。とはいえ、年齢を考えると「オヤジ臭」の疑いもありますよねえ。
他に考えられるのは、その空気清浄機の臭いセンサーが敏感すぎて、人間の嗅覚では感知できない臭いまで反応しているのかも知れません。その場合、あなたはクサいのではなく、空気清浄機と相性が悪いだけなので、気にすることはありません。
でも、もしかしてということもあるので、ご家族に「俺、クサい?」とお訊きになってみたら良いと思います。
もっとお勧めなのは「この機械、俺が通ると必ず反応するんだよな。オヤジ臭があるのかなあ?」と、部下や同僚の前でぼやくことです。
その姿を見た人は「ああ、気にしてるんだな」と、あなたのお悩みを理解してくれるでしょう。そして、もし本当にオヤジ臭があっても、気の毒に思って臭わないフリをしてくれるかも知れません。
でも、まずはご家族に確認してみて下さいね。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都・千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。最新刊『婚活食堂』が発売中