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【食堂のおばちゃんの人生相談】35歳・設計事務所勤務のお悩み

ライフ・マネー 投稿日:2019.02.01 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/ラガーさん(35)設計事務所】

 

 

 うちの会社は昔から、昼は同じ店の出前を取って食べます。この間こっそり1人で外食したら、みんなから「協調性がない」と言われ、上司の目もなんとなく批判的です。そこまで毎日、食事につき合わないといけないのですか?


【山口先生のお答え】

 

 あら、それはキツいですね。お店の出前って、お蕎麦屋さんとかラーメン屋さんですか? それとも定食屋さん? いずれにしても、やっぱり続くと飽きますよね。他の店のランチを食べたいというラガーさんのお気持ちは、当然だと思いますよ。

 

 それに、ラガーさんは35歳男性だけど、職場には中高年の方も女性もいらっしゃるでしょう。食欲も好みも、各人違って当然です。

 

 まあ、私は小説では「毎日食べても飽きないランチ」を書いてますが、お客さんが食堂に食べに行くのと、その店から出前を取るのでは、結構違いますよね。冷めるし。

 

 それに、同じ店の出前を取ったからって、みんなが仲良いわけじゃないでしょう? 協調性って言うけど、たまに外食したくらいで白い目で見るような協調性って、何?

 

 まあ、ケンカするのもバカらしいので、普段は出前に付き合いつつ、たまには1人でお好きな物を食べて下さい。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都・千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。最新刊『おばちゃん介護道』が発売中

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