駅で手軽に食べられる「駅ラーメン」は、意外にも本格派揃い。 そこには、「ガッツリ系」がつらくなってきた中年男性にとって、シンプルで食べ疲れない一杯がある。駅そばの地位を脅かす、侮りがたき「駅ラー」の魅力を、B級グルメ研究家の鈴木弘毅が語り尽くす!
「西鉄久留米駅の改札のすぐ外にある『光華楼』は、1917年創業の老舗。久留米ちゃんぽんの発祥店にして、豚骨ラーメンの発祥にも関わる名店だ。
しかし敷居は低く、『トンコツラーメン』は400円(税込み)で食べられる。博多や小倉よりもとろみが強く、きめ細やかでクリーミーな舌ざわりだ」
【SHOP DATA/光華楼(福岡)】
●トンコツラーメン:400円(税込み)
「光華楼は、手書きの食券で受け渡しをする、レトロなラーメン店。トンコツラーメンには、最初から紅生姜がトッピングされている」
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米駅」改札のそば
取材&文&写真・鈴木弘毅
すずきひろき
1973年生まれ 埼玉県出身 駅そば、道の駅、スーパー、日帰り温泉など、旅にまつわるさまざまなB級要素を研究。なかでも、訪れた駅そば店は3000軒以上
(週刊FLASH 2019年2月19日号)