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【食堂のおばちゃんの人生相談】40歳・人材派遣業のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.08 11:00 最終更新日:2019.03.08 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/としや(40)人材派遣】
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職場の同僚5人が花粉症です。このシーズン、彼らは花粉症の苦労話で盛り上がり、私は「お前はいいよな」と、嫌味を言われるので、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまいます。どう乗り切ればいいでしょうか?
【山口先生のお答え】
心配しなくても大丈夫です。あなたも早ければ2020年、遅くとも10年以内には花粉症になります。噓じゃありません。
花粉症も含めてアレルギー症状というのは、体質ではなく許容量の限界によって発症するのです。器に水を少しずつ垂らしていって、溢れ出る現象がアレルギー症状です。だから、器が小さい人はすぐに発症するし、大きい人はなかなか発症しないのです。
それまでは何でもなかったのに、50歳過ぎたら突然、花粉症になった人を何人も知っています。症状の重い人は目が痒くてアイメークが出来ず、泣いていました。
私自身も50を過ぎたら春先にやたら鼻水が出るようになり、「鼻風邪だ」と言い続けたのですが、結局は花粉症と判明しました。軽いので薬は飲んでいませんが。
でも、やっぱり花粉症にはならない方が良いですよ。健康な身体に生んでくれたご両親に感謝しましょうね。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都・千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。最新刊『おばちゃん介護道』が発売中