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やついいちろうが語る「歯科矯正」中高年女性にウケまくり

ライフ・マネー 投稿日:2019.06.03 11:00FLASH編集部

やついいちろうが語る「歯科矯正」中高年女性にウケまくり

2014年3月、番組内でのひとコマ(本人提供写真)

 

「中華料理店で隣の席に座った人に、『ずっと治してみたかったんです』って言われたんですよ。じつは矯正の歯医者さんで、昔から僕をそういう目で見ていたらしい。じゃあ、やってみようと。矯正の世界では、僕はスターみたいです」

 

 お笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろう(44)が、歯科医から「スカウト」されたのは、2010年のことだった。やついの矯正を他人事と思うことなかれ。中年世代こそ、歯科矯正を知っておいたほうがいいのだ。

 

 

「歯並びが悪いことはコントのネタにもしていたので『矯正しないほうがいい』という声も多かったんです。嫁も『歯並びが悪いのが好き』と。でも、このままだと将来歯が抜けちゃうと先生に言われて。自分の歯は残したいし、スカウトで矯正するっていうのも、なんか面白いじゃないですか」

 

 そこから、やついの長い矯正生活が始まった。

 

「まずは、虫歯と歯周病の治療です。それが1年くらい。矯正装置を着けた初日なんか、噛めないんですよ、痛くて。パンを指で歯に押しつけて、すり潰して食べましたね」

 

 やついは約2年3カ月、矯正装置とつき合った。

 

「目立たないやつもあるんですけど、あえて表側にカラフルな器具を着けて遊んでました。ずっと着けてると、なんか愛着が湧いてきたりするんですよね(笑)」

 

 歯科矯正治療をする有名人は少なくはない。カメラ映りを気にしてだろう、マツコ・デラックスなど、歯の裏側に器具を装着する「裏側矯正」をおこなう人が多いが、堂々と「表側矯正」を選択する人もいる。

 

 やついも表側矯正をおこなった一人で、「裏側では矯正できないレベル」だったことが理由のひとつだ。矯正治療が終わったのは2013年11月。それから5年半、現状に大満足だ。

 

「無意識に歯をさわることが、なくなりましたね。歯が気にならなくなったから、落ち着いたし、集中力も増した。

 

 あと、おじさん方、おばさん方からの受けがよくなりましたよね。だからか知らないけど、朝ドラ(『ひよっこ』)にも出られた。料理人の役だったんですよ」

 

 中華料理店でやついをスカウトした、ミライズ矯正歯科南青山の富田大介院長が、歯科矯正治療についてこう話す。

 

「日本では若い人がやるイメージが強いですが、本来は全年齢が対象なんです。当院の患者さんは男女とも、30、40代以上の方が多く、最高齢は80代の方です。凸凹を放置しておくと、歯磨きしづらく、虫歯や歯周病の原因になったり噛み合わせに影響することも」

 

 歯科矯正治療というと、歯並びばかりに目が行きがちだが、「噛み合わせ」が重要だ。

 

「噛み合わせの悪さは、噛みづらさはもちろん、肩こりや頭痛、滑舌、顎関節や胃腸系の症状として現われることもあります。検査をしてもわからなかった不調の原因が、『じつは噛み合わせだった』なんてことも多いのです。

 

 当院が目指す歯科矯正治療は、見た目の美しさだけではなく、しっかり噛める、機能的にも優れた噛み合わせを得ることです。機能的な噛み合わせが健康寿命の延伸、認知症の予防につながることも多く報告されていますので、大人の方々にこそ、積極的に矯正治療を検討していただきたいですね」

 

 気になるのは、高額だといわれているその費用である。

 

「歯科矯正治療は自由診療なので、費用は各院によって異なります。当院ではさまざまな治療方法がありますが、表側で65万円~105万円。効果は変わりませんが、目立ちにくい装置ほど費用がかかります。

 月々の調整料も必要です。一般的には、総額で80万~100万円程度と考えればいいでしょう」

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