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デパ地下・高級ブランドで百貨店カードは損!使うべきは…
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.03 16:00 最終更新日:2019.06.03 16:00
新年度を迎え、店頭で甘い勧誘を受け、つい入会してしまった人も多いはず。「発行元が “公認” の『定番クレジットカード』が、必ずしもいちばんお得とは限らない」と主張する、クレジット&ポイントカード情報サイト「ポイ探」代表の菊地崇仁氏に、カードの裏技を聞いた。
百貨店が発行するクレジットカードの多くは、その百貨店での買い物に対して、飛び抜けて高いポイント還元率を設定している。
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「エムアイカード」は、三越や伊勢丹などでの買い物で最大10%、最低でも5%の「エムアイポイント」が還元される。「タカシマヤカード」は、高島屋でのカード利用で基本的に8%のポイント還元を受けられる。
「しかしながら、高い還元率には例外があることを知らずに、使っている人がいます。
エムアイカード、タカシマヤカードはどちらも、食料品の買い物や、レストラン、喫茶コーナーなどでの支払いは、還元率が1%になってしまいます。それより高い還元率のクレジットカードを持っていれば、そちらで支払ったほうがお得なんです」
また、百貨店の中に入っている高級ブランドのテナントでは、どちらのカードとも「ポイント付与の対象外」。ルイ・ヴィトンやティファニーでどんなに高い買い物をしても、ポイントはゼロなのだ。
そのため、ライバルともいうべき百貨店同士のクレジットカードで、皮肉な逆転現象が起こることも……。
「エムアイカードもタカシマヤカードも、自社のグループ百貨店以外での買い物による還元率は、一律0.5%。たとえば伊勢丹に入っている高級ブランドショップで買い物するとき、エムアイカードではポイントがつかないのに、タカシマヤカードで支払うと0.5%のポイントがつくのです。その逆も同様です」
デパ地下やブランド品は高い買い物になりがちだが、そんなときは金額に対して純粋にポイントがつく、別のクレジットカードを使おう。
(週刊FLASH 2019年6月4日号)